先日、共和党のジョン・マケイン上院議員の告別式がワシントン大聖堂で盛大に行われたことは、読者もご存じのことと思う。 実はこの葬儀には党派を超えて、オバマ氏、ブッシュ氏、クリントン氏の歴代大統領経験者らをはじめ名だたる多くの人物が列席し、その式典はまるで国葬を思わせるような盛大な式典であった。
マケイン氏はベトナム戦争の英雄で、2008年の大統領選でオバマ前大統領と戦った共和党の重鎮であったことと、同じ共和党員でありながらトランプ大統領の政策に強く反発して
来たことはよく知られていることだ。 そうしたことが、盛大な式典となった要因であったようであるが、その盛大さが少々異常に感じられた
人々も多かったようである。
タリバンやIS(イスラム国)の創立に米国の一部の勢力が関わっていたという考えは、今ではかなり一般的に知られ、米国内でも色々なマスコミが伝えている
ようであるが、故マケイン議員はISの創設に関与していたとされる人物の一人であった
ことを考えると、海外メディアが今回の葬儀の様子を、少々驚きの様子で伝えていた理由が分かる。
Global Reserch にも、アルカイダやIS(イスラム国)などの
テロ組織が、米国によって作られたことが掲載されている。 |
それとは別に、私が今回の葬儀で一番驚いたのは、現職の大統領が招待されなかったばかりか、葬儀の当日、トランプ大統領がなんとゴルフに興じていたという報道であった。
政策面で相反する点が多かったとはいえ、自身の属する党のトップである大統領を葬儀に招待しなかった故マケイン氏一族側にも?がつくが、一国の大統領ともあろう者が、党の重鎮であった人物の葬儀当日に、公の場でゴルフに興じていたというトランプ氏の振る舞いにも?がつく。 我が国の常識では考えられないことである
からだ。
そうした報道に接した後に思ったのは、トランプ大統領はさぞかしマスコミから批判を浴び、国民の支持率を大きく下げることになるのではないか、という点であった。 ところがなんと、葬儀後に行われたアンケートでは、ほとんど支持率に変化は起きていなかったのである。 どうやら、故マケイン議員を
称える人々がいる一方、トランプ大統領の行動をあえて避難する人々が少なかったことも事実であったようである。
ホピの予言が伝える米国の分裂
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16年前、ホピの予言を基に、米国の2分化が始まることを伝えた拙著 『謎多き惑星地球』。 今、米国社会ではそれとは異なる新たな2分化が始まろうとしている。
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ホピの予言が「高い地位の猟師」と「低い地位の猟師
」との狩り合い合戦の始まりを伝えている事は、『謎多き惑星地球』など私の著書を読んでおられる方は既にご承知のはずだ。 ここで言う「争う二人の猟師
」とは、国を奪い取った白人たちと占領されたホピなどの先住民
、また富める者と貧者を指しているのだが、今、米国で始まろうとしている2分化はそれとは内容を異にするものである。
富める者と貧者、共和党と民主党、体制派と反体制派などとは異なる、別の形の2分化である。 実はこの2分化現象には、長きにわたって米国や世界を支配し続けて来た「闇の勢力」の分裂が大きく影響しているのである。 オバマ以前の諸大統領の多くは「闇の勢力」の主流派の使い人として、事を為して来た面が多かった。
しかし、今のトランプ大統領は「闇の勢力」の主流派に異を唱え分裂した一方の派に利用されているため、従来の常識からすると考えられないような
発言や行動が見られるのである。 しかし、それは長い間、米国が歩んできた道に不満を持ち続けてきた人々に受け入れられるところとなっているのだ。 だから、外国から見たら、危なげに見えるトランプ政権が維持され続けているのである。
先般、4回シリーズでお伝えした「隠され続けてきた未知なる世界の真実」で記したように、長い間、徹底的に隠ぺいされ続けてきた宇宙情報や地下都市の
秘密が次々と、コーリー・グッド氏のような人物によって表に出て来ているのも、実は今の米国社会がそうした状況下にあるからなのである。
これから先、世界の覇権国家・米国やロシア、中国、欧米諸国などの富める国々が、衰退していく要因は他国からの侵略によるものだけではない。 その前に様々な面で国民同士の分裂が起きて、国内の混乱が発生することも大きな要因となるのである。
一見の穏やかに見える世界だが、宇宙から注がれ始めた「聖なるエネルギー」によって、すべての面で「心の素」が表面化して来た結果、国、民族、宗教、そして国民の心の分裂は一段と進んで来ているのである。 読者に置かれても、最近の友人関係など身近で起きている変化を見てみたらお分かりだろう。
最近のEU諸国内で起きている難民・移民問題に関するトラブルや、年金の支払い年齢の引き延ばしで起きているプーチン大統領に対する抗議デモの多発、さらには、習近平体制の度を越した管理体制による不満の爆発などの状況を見れば、どうやら、米国と同様、世界はこれから先、国民の分裂化が勢いを増し、混乱状態に陥る国々が多発してくることは避けられそうもなさそうである。