235名の読者の皆さんから頂いたご寄付をもとにアンデス山中に建設された3つの学校については、「PERU学校建設の報告
@」、「PERU学校建設の報告 A」、「PERU学校建設の報告
B」でご報告させて頂いた通りである。 お陰さまでペルーの学校建設は9校となり、多くの子供たちが授業を受けられることになったことは嬉しい限りである。
6月初旬からセサル・ラトーレ氏がペルーに帰国し、これまでに建設された学校を訪問するところとなった。 これは以前から恒例となっていることであるが、この訪問の目的は以下の通りで、仲間の数人の医師を同行している。
@ 学校経営や校舎の状況を把握すること。
A 生徒たちの健康診断をして、必要な薬などを与えること。
B ノートや鉛筆などの学用品の他に、本や洋服などをプレゼントすること。
こうした訪問によって、教室だけでなく給食室やトイレなどの汚れ具合を厳しくチェックするため、先生や父兄たちも校舎や設備を大事に管理する習慣を身につけてくれているようである。 こうしたことは、過疎地や貧困の村に学校などを寄贈する上で欠かせないことであるが、他の学校寄贈のお話をお聞きすると、そうしたことが出来ぬまま放置されているケースが多いようである。
私が一番うれしく思っているのは、医師を同行しての健康診断である。 学校がないほどの小さな村であるので、病院は何十キロも離れた街に行かない限りない。 それだけに、健康診断は村人たちには喜ばれ、感謝されているようである。 時には危険な病気にかかっていて、急いで治療しなければ、命にかかわるような子供もおり、そんな時には、医師が子供を連れて急いでクスコ市内に戻り緊急治療をほどこすことになるようである。
今回は、読者のみなさんのご支援で開校した3つの村、標高4000mのパンパワタ村4200mのカンリパンパ村、4500mのワフワ村の学校訪問の写真を掲載させて頂いたのでご覧いただければ幸いである。
パンパワタ村の幼稚園訪問
ワフワ村の小学校と幼稚園訪問
カンリパンパ村の小学校訪問
徳乃蔵からのご案内
8月11日(土)から16日(木)まで夏期休暇となりますので、ご注意ください。
セサルラトーレ氏の「ペルー民族音楽演奏会 2−18」は8月19日(日)は満席ですが、18日(土)は空席がありますのでお申込み下さい。