アラスカ州でM7の地震
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道路に巨大な穴が開いた
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山火事、ハリケーンと巨大災害が相次ぐ米国、今度は西海岸北部で大地震の発生である。
北アメリカ大陸最北端のアラスカ州で30日朝8時ごろ、M7・0の地震が発生。幸いにも死傷者は確認されていないものの、アラスカ州の最大の都市アンカレジ近郊近くでは、各地で道路が陥没して巨大な穴が開き、橋が崩れて車が巻き込まれる事故が多発している。 またビルの内部にも被害が及んでおり、現地の放送スタジオは爆撃を受けたような惨状を呈している。
心配なのは今回の地震域が最近、地震や火山の頻度が増している環太平洋地震帯に属していることである。 環太平洋地震帯はインドネシアの島々から北上し、日本列島を抜け、ロシアのカムチャッカ半島を経て北米大陸に渡り、アラスカ、カリフォルニア半島、そして中米のメキシコ、グアテマラ、さらに南下して南米のペルーやチリまで連なっているが、ここ数年、連続的に地震や火山の発生が続いている。
直近の1か月を見ただけで、インドネシアの火山と地震、北海道の地震、そして今回のアラスカの地震と間を置かない勢いで起きている。 我々も常日頃の用心だけはしっかりしておきたいものである。
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地元の放送局は空爆にあったような惨状
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道路にはあちらこちらに亀裂や穴が開いている
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山火事のカリフォルニア州では
大雨で「泥流」が発生
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激しく流れ下る泥流
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記録的な山火事に見舞われたカリフォルニア州。 延焼が2週間以上にわたって続いた後、ようやく鎮火したことは前回「カリフォルニアの山火事ようやく鎮火」でお伝えしたばかりである。 ところが、鎮火に力を貸してくれた数か月ぶりの大雨が、今度は被災地に大規模な泥流を発生させるという二次災害を引き起こすところとなってしまったのだ。
山火事で広大なエリアの森林が焼失。 その丸裸になってしまった山肌に大雨が降ったのだからたまらない。
雨はカラカラになった山肌を流れ下りながら、土を削り取って泥流となって町を襲ったのだ。
その結果、各地で道路が掘り起こされ、橋が破壊されて車は立ち往生。
気になるのは、現地では今週末から来週にかけてさらに多くの雨が降る予報が出ていることである。 もしかしたら被害の規模はさらに増すことになり、「泣き面に蜂」となるかもしれない。
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2mもある道路標識が埋まるほどの泥流
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泥流であちらこちらの道路が遮断
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泥流で車がスリップする事故が多発
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