インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間にあるスンダ海峡の付近で、22日夜、津波が発生し大きな被害が出たことについては昨日お伝えした通りである。 その後、死者と死傷者の数は増えており、死者数は
430人、負傷者は1000人を超してきているようである。
今朝の米国やオーストラリアなどのテレビ局がその被害の状況を伝えていたので、何枚かの写真を掲載させて頂くことにした。昨日もお伝えしたように、今回の津波は火山噴火の発生後数時間、数日たって発生するという近年あまり例を見ないケースだけに、これから先我が国でもこの種の災害が起きる可能性はあり得るので、是非、心にとどめておいて頂きたい。
なお津波の発生の元凶となったクラカタウ火山は今年6月に噴火を始めて以来、現在もかなり活発な噴火を続けており、いつ巨大噴火を発生するかわからない状況にあるようである。数カ月前、ワイタハのポロハウ長老がインドネシア周辺の天変地異の発生について、わざわざお知らせ頂いたことを考えると、これから先、さらに噴火だけでなく地震や台風、津波などがその規模と頻度を増してくる可能性は大きいと考えておいたほうがよさそうである。