イラン新型ミサイル発表
 

 


ホーム
上へ
災害続きの米国でまたもや
世界が注目した米中首脳会談
世界各国で通信障害発生
世界の主要国で広がる混乱の渦
深刻な野生生物の減少
南極大陸に存在した巨大都市
止むことなく続く米国の自然災害
世界を混乱に導くトランプ政権
本格化し始めたインドネシア近海の天変地異
インドネシアの津波の被害状況
世界同時株安
年末の御礼とご挨拶
2019年を展望
中国の探査機、月の裏側に着陸
常識を欠く中国人の謎
盟友クルド人部隊を見捨てたトランプ政権
記録的災害に遭遇する欧米諸国
英国、EU離脱協定案大差で否決
シリアから米軍撤退で恐れていた事態発生
隠され続けて来た世界の真実 D
隠され続けて来た世界の真実 E
世界に広がる気候変動の影響
2億2800万人が寒波に見舞われた米国
「人類史を覆すカブレラストーン」展
厳冬の厳しさを写真で見る
イラン新型ミサイル発表
拡大し続ける世界の異常気象
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 @
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 A
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 B
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 C
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 D
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 E
カタストロフ的勢いで激減し始めた昆虫たち
拡大する世界の異常気象
欧州各国に降りかかって来たISの火の粉
今夜から始まる米朝首脳会談

イスラエル全土を射程圏内に

 
 

 
 


射程距離が1350キロの新型の中距離ミサイル。
このミサイルの出現を最も恐れているのがイスラエルである。

 
 

米国とロシアの間に交わされた中距離ミサイルの保有禁止条約(INF条約)から、両国が離脱を表明、いま世界は新たな冷戦状態へと進もうとしている。 そんな最中、イスラム革命から40年を迎えたイランでは記念式典が行われ、その会場に新型の中距離ミサイルが展示されたと言うニュースが飛び込んできた。

我が国のマスコミではあまり大きく報道されなかったが、実はこの展示には大変重要な意味が隠されているのである。今回の発表を最も恐れたのはイスラエル。射程距離が1350キロメートルに達し、イランと敵対関係にあるイスラエルは全土が射程圏内に入ることになるからである。

今イスラエルとイランとは最悪の関係にあるだけに、このままイランが軍拡を進めていくことになれば、いつイスラエルがイランの軍事施設への空爆を行うことになるか分からない。今なら中東の盟主サウジアラビアとイランとは敵対関係にあるため、仮にイスラエルがイランを攻撃したとしても、中東の全て国がイスラエルに軍隊を向ける可能性は小さい。

特にトランプ政権がイスラエルべったりとなっており、イランに対抗するサウジアラビアとの親交を深めているだけに、これから先、イスラエルの動きからは目が離せない状況が続きそうである。現にシリアの内戦に参加してるイランに対して、イスラエルは既にシリア内のイラン関連施設に数百回の空爆を繰り返してきており、2018年だけで約2000発の爆弾投下をしていることが、明らかとなっている。

 
 

 
 


射程距離1350キロはイスラエル全土が射程圏内に入る。

 
 

さらに進むハルマゲドンへの道

 

今回の新型ミサイルの開発に関してイラン政府は、100%自国の開発技術によるものであると発表しているが、その裏に北朝鮮からの技術協力と支援があったことは間違いない。ミサイル技術だけでなく核開発に関しても同様である。遠く離れた米国を射影圏内に入れるICBMの開発が今一歩の所まで来ている北朝鮮だけに、そうした国からの技術協力を得ているイランに対してイスラエルが恐れて当然である。

イスラエルに伝わるとされる伝承に、イスラエルは北朝鮮軍によって滅ぼされるという伝承があることは以前HPでお伝えしたが、読者は覚えておられるだろうか。 この伝承が伝えようとしているのは、直接北朝鮮軍によって攻撃されるということではなく、彼らの持つミサイルと核技術がイラン軍に渡って間接的に攻撃されることを伝えているのかもしれない。

大統領就任以来、トランプ大統領が行ってきた親イスラエル寄りの政策のうち主要なものは次の3点。
@ エルサレムを首都と認定し大使館を移転。
A イランと欧州と米国によって締結された「イラン核合意」を一方的に破棄。
B 我が国や欧州などの国々に対して、イラン産原油の輸入を止めさせる措置を実行。

こうして政策は、逆にイスラエルを窮地に追い込むことになりそうである。今月行われることになった米朝首脳会談において、もしも、北朝鮮の核放棄に向けての話し合いが進展しないようなら、金正恩主席は開き直って核とミサイルの開発を声高らかに宣言することになるかもしれない。そうさせたのはトランプ大統領であると言うに違いない。

その時には北朝鮮と中国、ロシアとの結びつきはより深くなり、両国と友好関係にあるイランは、北朝鮮からの技術協力を更に進めることになるかもしれない。それは、ロシア軍に率いられたイランやシリア、イラクなどの中東諸国の軍隊がエルサレムの地に立つハルマゲドン(世界最終戦争)がまた一歩近づくことを、示すことになるかもしれない。

 
 

 
 

 

イランの砂漠から発射実験された新型中距離ミサイル

 

 

 




 

戻る 上へ 進む