2019年を展望
 

 


ホーム
上へ
災害続きの米国でまたもや
世界が注目した米中首脳会談
世界各国で通信障害発生
世界の主要国で広がる混乱の渦
深刻な野生生物の減少
南極大陸に存在した巨大都市
止むことなく続く米国の自然災害
世界を混乱に導くトランプ政権
本格化し始めたインドネシア近海の天変地異
インドネシアの津波の被害状況
世界同時株安
年末の御礼とご挨拶
2019年を展望
中国の探査機、月の裏側に着陸
常識を欠く中国人の謎
盟友クルド人部隊を見捨てたトランプ政権
記録的災害に遭遇する欧米諸国
英国、EU離脱協定案大差で否決
シリアから米軍撤退で恐れていた事態発生
隠され続けて来た世界の真実 D
隠され続けて来た世界の真実 E
世界に広がる気候変動の影響
2億2800万人が寒波に見舞われた米国
「人類史を覆すカブレラストーン」展
厳冬の厳しさを写真で見る
イラン新型ミサイル発表
拡大し続ける世界の異常気象
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 @
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 A
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 B
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 C
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 D
先住民の犠牲の上に成り立つ現代文明 E
カタストロフ的勢いで激減し始めた昆虫たち
拡大する世界の異常気象
欧州各国に降りかかって来たISの火の粉
今夜から始まる米朝首脳会談

勢いを増し続ける「社会の混乱」「経済の異常」「自然災害」「人心の乱れ」・・・・

 
 

 
 



シリアやイラクの悲惨な状況。

 
 

年頭の所感を記すにあたって2年前の2017年の 年頭の記事を読み直してみた。 そこには次のようなことが記されていた。「年々再々、社会の混乱、経済の異常、自然災害、そして人心の乱れ ・・・・・ どれもが、一段と混迷さを増す中、2017年今年もまた、かって経験したことのないような悲劇や異変が、その数を増すことになるに違いない 」。

そして昨年の年頭の記事には、「あれからあっという間に1年が経過してしまったが、振り返ってみれば、まさに予想した通りの1年となってしまった。 そう感じるのは私だけでないはずだ、 きっと読者も同様に感じておられるに違いない」。 

そしてそれから先、また1年の歳月があっという間に過ぎ去り、2019年の年頭に思い感じたことは、2年前と全く一緒であった。ただ危機感に対するその度合いが増しただけである。 何といっても心が痛んだのは、多くの人々を悲惨な状況へと導いている紛争と難民問題に、進展の兆しが見られないことである。

イランやシリア、イエメンにおける宗派間戦争は止むことなく続いており、 住む家を失った人々の悲惨な生活と厳しい飢餓状態は改善されぬままである。 またアフガンやパキスタンにおけるIS(イスラム国)との紛争劇は更にその度合いを増して来ている。そして、ロヒンギャ難民たちのミャンマーへの帰還は実現しておらず、避難先での厳しい生活は今もなお続いたままである。

 
 

 
 

 
こうした写真の表情を見れば、難民たちがどれほどの
苦しみに遭遇しているかが分かろうというものである。

 
 

欧米や中東でのテロや銃の乱射事件も一向に収まる気配がなく、その頻度を増す一方で、もはや日常茶飯事と化してしまって来ている。 我が国でも、信じ難い奇っ怪な殺人事件がまたかまたかと頻発しており、よほどの事件でなければテレビに登場しない程の状況となっている。 そして、都心部で発生し続けている電車の人身事故はもはや狂気の沙汰である。

こうした異常な世界を作っている最大の要因は「心の素」の発現現象である。心の素が表に出てしまうと、人は自身の思いを押さえることが出来ず、 それを行動を移してしまう。こうした心の素の発現現象は、国や、民族、宗教、社会、家庭を2分化し、人々の間に「憎しみ」と「争い」 を生み出す要因となっている。

一方、政治や経済もこれから先一段と厳しい状況へと 向かうことに変わりはなさそうである。 昨年から始まった米中の貿易摩擦はその要因の一つに過ぎず、英国のEU離脱劇がもたらす英国とEU内部の混乱、昨年の選挙で表面化し始めたブラジルやイタリア、スペインなどの極右政党の進出、ミサイルを巡る米国とロシアとの軍拡競争、中国の宇宙空間での軍事作戦の始まり・・・・・等々、政治や経済の混乱の要因には事欠かない。

そうした要因の中で、私が最も心配しているのは株式市場のクラッシュである。 一般的には、政治や経済の混乱が株のクラッシュをもたらすのではと考えられているが、私は逆に、そうした混乱がきっかけで始まった株価の急落が、世界的規模の本格的なクラッシュを引き起こして世界大恐慌へと進み、国家間の紛争へと導く政治・経済の大混乱を引き起こすことになるのではないかと心配している。

 
 

 
 


これから先に起きる「ウォール街のクラッシュ」は世界を大恐慌へと導くことになる。

 
 

ニューヨーク市場のダウ平均値を27000ドルという目のくらむ程の高台に引き上げた 亡者達の貪欲なエネルギー。 それが反転した時に発生するクラッシュは、10年前のリーマンショックとは桁違いの混乱をもたらし、1931年の世界恐慌を再現することになるに違いない。  その世界恐慌が第一次、第二次世界大戦の下地を作ったように、次なる世界恐慌もまた新たな大戦へと導くことになるかもしれない。

そういった意味で、気になる世界の株式市場の先行きであるが、その点については昨年の年頭記事「どうなる2018年 未来展望 @」で、次のように記しておいた。

「今日の異常な株高が異例な金融緩和、つまり、カネのばらまきによるものであることを考えるなら、これから先長くて1〜2年、早ければ今年(2018年)の年末から来春早々にかけて、米国や中国が震源となった大激震が世界を揺るがすことになるのではと、考えておいた方がよさそうである」。   

世界の株式市場の先行きの見通しについては、長い間はずれ続けて来た私だが、どうやら 昨今の動きを見ていると、昨年の年頭予測が現実となる時が近づいて来ているようである。  後は本格的なクラッシュが始まるタイミングである。その正確な時期は予測し難いが株価の最近の荒い値動きを見る限り、その時が何年も先のことでないのは間違いなさそうである。

時の流れの速さが増す中、徳之蔵に来館される皆さんとは、時々刻々と移り変わる世界の動きについて語り合おうと思っている。  なお、昨年マオリッツオ・カヴァーロ氏が伝えてくれた世界的規模のコンピューターのダウン発生が気になる方は、一部だけでも、預金を現金化しておかれた方がよろしいかもしれない。

 
 

 

 
 

 

 

 




 

戻る 上へ 進む