前回コロナウイルスに対するPCR検査とワクチン接種に関する危険性について記した。今回は最大の感染国でワクチン接種が既に人口の20%近い人々に実施されている米国で、ワクチンに関わる混乱が発生している状況をお伝えしておくことにする。
バイデン大統領が就任以来最大の任務としているワクチン接種、そのため、自国で得られるアストラゼネカとファイザー社のワクチンは一切他国には渡さずに自国民の接種だけに向けられている。これでは中国の方が人道的には上になってしまうことになりそうである。
その結果、既に人口の20%近い7000万人を超す人々が第一回の接種を受け終わっているようであるが、今ここにきてそのワクチン接種に関して新たな難問が発生しているのである。
というのは、従来のウイルスとは異なるイギリスや南アフリカ、ブラジルなどで蔓延している変異種に似たウイルスによる多くの感染者が確認され始めており、従来のワクチンの有効性が危ぶまれる事態が発生しているからである。
となると、これまでに既に接種を受けた7000万人は、これから造られる変異種にも効果がある新たな新型ワクチンを、改めて接種し直さなければならなくなってくるかもしれないのだ。
有難いことに我が国は先進7カ国の中で最も接種率が低い国となっているので、ほとんどの方が未だ人体実験の可能性がささやかれているワクチン接種は受けずにおられるが、もしも、読者の中に接種を希望しておられる方がおられたら、慌てて接種を受けることはせずにしばらく様子を見られたほうがよさそうである。
もしかしたら、次々と新たな新型ワクチンを接種し直おさなければ、ならなるなってくることになるかもしれないからである。
現時点で我が国の感染者数は約42万人、死亡者数は約7600人。人口比でみると感染者は0・3%で1000人に3人、死亡者は0・006%であるから、10万人に6人である。
しかも、死者の中の多くは持病持ちの高齢者とされていることを考えたら、元気でおられる方は、何が含まれているか、いかなる副作用があるか定かでないワクチンを、急いで接種することには、慎重になられたほうがよさそうである。