先日、南部ジョージア州のアトランタで21歳の男性がマッサージ業を営む3軒の店でアジア系米国人6人と白人2人を殺害する事件が発生したばかりの米国で、今度はコロラド州の大型スーパーで10人が殺害される痛ましい銃乱射事件が発生し、米国社会に再び大きな衝撃が広がっている。
発砲者はシリア生まれの21歳の男で、米国には7歳の時に移住していたようである。男は先ず駐車場で無差別に発砲してから店内に入り再び乱射。所持していた銃がライフルだというから恐ろしい。最初に駆けつけた警察官が撃たれて死亡しているが、ライフルを相手にしては避けようがなかったに違いない。
米国社会では1週間で起きた2件の恐ろしいな事件に、さぞかし市民の間に恐怖心が広がっていることと思うが、こうした事件を起こすような人間にとっては、今回のような事件が内在している社会に対する不満に火を付ける要因になっている可能性が大きいだけに、次なる事件に繋がらないかと不安である。
だとすると、ピストルであろうがライフルであろうが全ての銃が簡単に手に入る米国社会は、これから先、日に日に恐ろしさを増すことになりそうである。今回の発砲事件が生活していく上で欠かせないスーパーへの買い物の最中に発生しただけに、主婦の方達に広がる恐怖心は尋常ではないはずだ。
誰でもが安易に銃を所持することが出来るという米国社会が抱えた不安と恐怖心は、今後も容易に消え去ることはなさそうである。ホワイトハウスに再び半旗が掲げられることがないことを祈って筆をおかさせて頂く。