全世界のコロナの感染者数が1億人を超え先行きの見えない不安な状況下にある中、イギリスでは感染力が強いとされる変異したウイルスの拡大によって、死者の数が10万人
の大台を超える事態となった。
人口が我が国の半分強のイギリスで、死者の数が5100人の日本に対して10万人という数値はいかに大きな数値であるか分かる。その数は人口比で比べるなら、43万人という世界最大の死者数の米国に対して50万人となり、世界一の死者数となる。
ジョンソン首相は「間もなくロックダウンを一段と強化した措置に踏み切ることになる
」と語っていたが、問題はこれから先の失職者数の更なる増加である。ロックダウン措置が取られた際には、一段と職を失う人が急増することは避けられないだけに心配である。
自宅待機の後、職を失うことになったある女性は、昨年の今頃は今年はどこへ旅行に行こうかと夫と相談していたが、今は失職し日々食べていけるかどうか心配な状況と化してしまったと不安げに語っていた。
感染者の数は370万人と我が国の10倍、人口比で見れば20倍近いだけに失職に対する恐怖感の大きさは想像できる。