コロナ禍で感染者が2700万人、死者数45万人と厳しい状況が続く米国では、政権交代で国が2分され厳しい状況が続いている。
そんな中、今度は天からの天罰で数年ぶりとなる大型の冬の嵐に見舞われ、ニューヨーク州を始め、ニュージャジー州、バージニア州、コネチカット州など北東部から東海岸一帯は、大雪、強風、洪水に見舞われている。
ニューヨーク州では積雪量が60センチに達し、非常事態宣言が発令される中、学校は休校、ワクチン接種施設も閉鎖、不要不急の外出も控えるよう呼びかけられている。ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、首都ワシントンの空港を中心に米国全体で1600便以上が欠航となり、コロナウイルスの流行で移動が制限されている中で、更なる混乱状況と化している。
どうやら、天はコロナに見舞われていようが、大統領選で国が二分されていようが容赦をしないようである。この様子だと今年も又、ハリケーンや山火事のシーズンには、従来にも増して厳しい惨状が次々と伝えられることになりそうである。
それに比べれば我が国は恵まれており、コロナ禍の中での大型の台風や大雨による洪水からは守られている。しかし一方で、国を挙げて夜間外出や酒の席の閉鎖を実行しようとしているというのに、国の行政を担う国会議員が、高級料亭で深夜まで飲食を行っているようでは情けない限りである。それも宗教団体が推薦した議員だというから恐れ入る。
そんな情けない人間が国の政治役を担っているのだから、我が国の先行きも決して明るい物でないことも確かである。