昨年は米国の自然災害とオーストラリア森林火災の記事を何度も記したが、今年も又その再現となって来ているようで、2日には米国の冬の嵐の様子を伝えたが、今日はオーストラリアの森林火災のニュースである。
昨年の1月21日付の記事「オ−ストラリアを襲う異常事態」で、9月から始まったオーストラリアの森林火災は半年経過した今も燃え続けており、焼失した建物は2500棟、死者数は28人、犠牲になった野生動物は5億匹、その内、コアラは8000頭に及んでいる事や、焼失面積
が17万平方キロメートル、日本の半分近くの広さに達している記事を掲載した。覚えておられるだろうか。
今年はコロナ禍の中でトップニュースがコロナ、コロナで占められてしまったため、他のニュースが置き去りにされてしまっているようであるが、昨日のオーストラリアABCニュースは森林火災による住宅地域への被害の様子を伝えていた。
昨年の被災地域は東部地域であったが、今年は西部のバース地域が主な被災地となっているようである。この地域がこうした事態になるのは初めてのことであるようで、昨年の東部の火事を他人事と思っていた人たちは驚いておられるようである。つまり、今は長い歴史の中で経験したことのないことが、次々と起きているというわけである。
焼失した住宅は既に70棟を超えており、数日の内には100棟に達しそうな勢いであるようだ。消防隊は300人が消火に当たっているが、予測不能な風で、風の向きが読めないため大変苦労しているようである。
これ以上広がらないでくれればよいのだが。