徳乃蔵・客人来訪


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久しぶり!さかなクン

 

 

 
 


トレードマークの帽子を付け微笑む「さかなクン」

 


「スペース&ギャラリー・徳乃蔵」のオープンに際しては、伊豆や岐阜、所沢などから遠路はるばる、HPの読者や講演会の参加者がお出で頂き、無事オープンを飾ることが出来た。厚く御礼申し上げ ます。そんな中で、「徳乃蔵」最初の珍客となったのが「さかなクン」。超多忙のスケジュールの合間を縫って訪ねて頂き、久し振りにお会いすることになった。

読者の皆さんもご承知の通り、彼は東京海洋大学の客員准教授でもあり、 文科省・日本ユネスコ国内委員会の広報大使や農林水産省のお魚大使を務めていることもあって、魚についての知識は大変なものをお持ちだが、魚だけでなく、鳥や動物についても関心をお持ちのようで、ギャラリーに展示したアマゾンの野鳥や猿たちの撮影時のエピソードを、興味深そうに聞いておられた。

実は「さかなクン」は私にとって「潜水免許」を取る際の恩人でもあった。10年ほど前、海中を泳ぐ魚たちの写真を撮影するために、潜水免許を取ることになった。その時、潜水の一から十まで、手取り足取り教えてくれたのが「さかなクン」であったのだ。

お陰様で、短期間で免許を取得することが出来、取得後、さっそくエメラルドグリーンに輝く沖縄の海に潜り色鮮やかな熱帯魚を撮影することになった。しかし、水深が10メートルを超すと初心者はなかなかそれ以上潜っていけないもので、難儀をしていた私の体を押したり、引いたりしてくれて撮影の手助けをして下さったのも「さかなクン」であった。

こうして彼と話しているとあれから10年を経た今でも、その時の情景が昨日の事のように目の前に浮かんで来る。彼は 頭が良いだけでなく、大変優しい心の持ち主でもある。

ギャラリーを出てカフェルームに移ると、彼のキャッチフレーズの「ギョ、ギョ」がさっそく飛び出した。仕事の関係で色々な所を訪ねている「さかなクン」だが、 古い座敷蔵を見るのは初めてのようで、江戸中期に造られた厚さ25センチの漆喰造りの扉や「煙返し石」と呼ばれる部屋の入り口に置かれた大きな踏み石、10メートルを超す梁(はり) などを見てはその度に、「ギョ、ギョ」、「ギョ、ギョ」と驚かれていた。


 

 

 
 


クニマス発見の功労者・「さかなクン」

 

 

紅茶がお好きなようで、息子の入れた「アールグレイのアイスティー」を飲みながら、富士五湖の西湖で絶滅したと思われていたクニマスを発見することになった経緯を 、話して下さった。「今、西湖にはどのくらいのクニマスが棲息しているのですか?」とお聞きしたところ、「1万匹ぐらいはいると思います」とのことであった。そんなにたくさんいるのかと驚 かされたが、その位の数がいないと繁殖して子孫を残せないのだという彼の話をお聞きして、納得した。

昭和の初め、日本固有種のクニマスが我が国で唯一生息していたのが、秋田県の田沢湖であった。昭和15年に国策の発電事業のために玉川の強酸性水を田沢湖に流入したことで湖の環境が変わってしまい、クニマスは絶滅してしまった。 およそ70年前のことである。

ところが、その直前に受精卵を採取し、遠く離れた山梨県の西湖に持って来て放流した漁業関係者がおり、幸いにも子孫を残すことが出来たというわけである。

田沢湖の深さは最深423メートルと深い。しかし、西湖はわずかその10分の1の40メートルほどしかない。魚にとって水深は生き延びるのに重要な環境条件の一つである はずだ。「それなのに、こんなに深さが違うところで、どうやって生き延びることが出来たのですか?」そうお聞きしたところ、「西湖は湖底から富士山の湧き水が噴き出ているため、水温などの条件が田沢湖のそれと合致したのではないかと思います」とのことであった。

彼の話は学者のそれと違って非常にわかりやすい。大学で彼の授業にたくさんの学生が参加する理由が分かるような気がした。
 

 

 

 
 


龍神様の掛け軸を見てギョギョと驚く「さかなクン」
 

 
 

 
 


顔なじみの息子の浩とツーショット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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