北はアラスカから南はメキシコ国境沿いまで、ほぼ全域にわたって次々と記録的な自然災害に見舞われ続けている米国。その中でも、乾燥化と猛暑による山火事、大雨による洪水、竜巻
・・・・・、その全てが集中しているのがコロラド州である。 今やコロラド州は
異常災害のオンパレードエリアと化したかのようである。
そんなコロラド州を中心とした米国西部で、またまた大雨よる洪水が発生、緊急事態体制が敷かれ
る中、州軍による救助活動が続けられている。数年分の雨が3日間で降ったところもあり、
水位が6メートルも上がった地域も出ている。
「1年分が1日で」というセリフは最近日本でもよく聞く表現だが、「3年分が3日で」には驚かされる。 昨夜のABCテレビが今回の水害を1000年に一度の災害、と報じている意味合いが分かるようだ。
この歴史的な大雨は、いたるところで鉄道網の破壊、道路の寸断、堤防の決壊をもたらしている。その結果、250万人に影響が広がっており、
すでに4人の死亡が確認され、80人が行方不明となっている。最終的な被害状況が判明してくれば、被害の規模はさらに大きくなってくるのではなかろうか。
災害に遭遇しておられる皆さんには大変にお気の毒なことであるが、コロラド州やその周辺にお住まいの皆さんは、次々と発生する巨大災害をどのように受け止めておられるのだろうか? 遠からずしてやって来る地球的規模の大異変のシグナルとして受け止められ、心の備えに役立て
られることを願うばかりである。
この秋、全国の7都市で上映が予定されている「Shift of the
Ages」〜マヤ族長老が旅した時間の軌跡〜の中で、アレハンドロ長老が語る「目覚めよ!」のセリフが心に響く。 長老は「全てのことには”時期”がある。あなたはその時、
どう対処し未来にどんな種を蒔きますか?」と問いかけている。
眠っているのなら、目覚めよ!
休んでいるのなら、歩きなさい!
夜明けの時が来た。役割が終わりに近づいている。
立ち上がれ ! 全ての人よ立ち上がれ !
一つのグループも取り残されるな。
私たちは道を歩き続ける。 そして再び見るであろう。 かっての都市を。