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 気候変動の影響を認めないトランプ大統領
   異常気象が山火事やハリケーンの
        頻発をもたらしていることを否定

 
 

 
 


今もなお燃え広がるカリフォルニア州の山火事。(クリックで拡大)

 
 


今10の州で70カ所が延焼している米国の山火事は 、一般的な山火事と違って多くの住宅を巻き込み焼失家屋は500棟、死者の数は36人に達し、行方不明者は20名となっている。カリフォルニア州ではサンフランシスコやロスアンジェルス、シアトルなどの大都市にも噴煙が広がり昼も夜のようで、ひどい大気汚染に見舞われている。

そんな中、14日にはトランプ大統領と大統領選における対抗馬のバイデン氏がカリフォルニア州の災害現場を訪問。 しかし、驚いたことに州知事や市民を前に語った両者のスピーチは、全く異なっており、同じ被災地を訪れていながら、これほどに相反する発言をするものかと驚か された。

相違点の一番の点は、一連の山火事の拡大が異常気象、気候変動によるものかどうかという点であった。トランプ大統領はカリフォルニア州の知事らとの会合で、気候変動については一切触れず、森林の管理に問題があったのではないかと、森林管理の取り組みの必要性に言及。気候変動こそが今回の大火の最大要因であるとする州知事らの発言を 、笑って聞いていたのには驚かされた。

一方、バイデン氏はトランプ大統領の発言に対して、「彼がもしも2期目を迎えることになったら、今我々が遭遇している地獄のような出来事は日常化し、ますます 国と国民を危険な状況を招くことになるだろう」と反発していた。まさにその通りである。

トランプ大統領が気候変動を大火の要因と考えていないことは、パリ協定(気候変動)から離脱したことを見れば分かる。彼の頭の中には「異常気象」とか 「気候変動」に関する科学的な知識はまったく入っていないようである。

だから、現地で行われた知事等との会議の席で、増大する自然の驚異について真剣に語りかける州知事らに向かって「もうすぐ寒くなるから心配しないでいいよ」笑っていたというわけである。 とても笑い話で済む話ではないはずだ。州知事たちは改めて大統領の愚かさを実感したに違いない。

 

 

カリフォルニア州を訪れ州知事たち
と対談するトランプ大統領

 

被災地の住民に語るバイデン大統領候補


ここ数十年、山火事の被害が巨大化して来ているのは、発生件数が増えたというだけでなく、一つ一つの山火事の規模が大きくなったことが主な要員であるようである。 カリフォルニア州一帯の山火事は30年程前からが発生していたようであるが、その頃の山火事なら消防隊の力で初期の段階で完全に消すことが出来たのに、昨今の山火事は猛暑による乾燥化や強風などで出火と同時に一気に燃え広がってしまうため、拡大を防ぐことが出来なくなってしまっているというわけである。

乾燥化や強風だけでなく、今回のカリフォルニア州の大火の最大の要因となった数百発の雷の発生も、気候変動によるものであることは明らかだ。しかし、トランプ大統領にはそんなことはまったく理解 出来ないだけでなく、理解しようとする気持ちがないのである。彼の頭の中には地位を維持し、富を増やすことしかないのだろう。

だから大統領の近親者たちから、彼の人格と人間性の欠如がいかにひどいかを告げる発言が発せられているのである。現職にいる大統領に向かって身内やかっての同僚たちから、あれだけ厳しい非難の声が出ることなど前代未聞である。そんな男が世界の覇権国家のトップに立っているのだから驚きである。

しかし、地球のリセットが始まろうとしている今、こうした人物が国家の指導的地位に就いているということは決して偶然ではないのだ。龍神様によって建国された「神国・日本」に原爆を投下し、その後、世界で起きた紛争や戦争にはことごとく関与、中東においては、何十万人の死者と数百万人の避難民を発生させて今日に至っていることを考えれば、そのカルマの大きさは尋常ではない。

そして、その巨大なカルマを刈り取ろうとしている米国、滅亡に向かって邁進しようとしている米国においては、今こを、トランプという男が必要であったというわけである。どうやら、先般、私が記した米国国家の滅亡記事「米国にも降りかかる天罰」が決して的外れの記事でないこと間違いなさそうである。

今回は現在進行中である森林火災がいかに巨大なもので、多くの人たちに不安と恐怖心を巻き起こしているかを実感して頂くために、改めてABCニュースで放映された衝撃的な情景をピックアップして掲載させて頂くことにした。

 

 山火事の惨状 

 
 

 
 



 

 
 

 
 




 

 
 

 
 




 

 
 

 
 




 

 
 

 
 




 

 
 

 
 


サンフランシスコでは噴煙が広がり、ひどい大気汚染に見舞われている。

 

 

 

 ハリケーンの惨状

 

一方、米国南部では、現地時間で16日夜明け頃にハリケーン「サリー」がメキシコ湾岸のアラバマ州に上陸し 、アラバマ州からフロリダ州やバージニア州にかけて50m近い強風と大雨で倒木や高潮、洪水の被害が広がっている。

今回のハリケーンは進行速度が非常に遅いのが特徴で、一カ所に6時間近く留まっているため雨の量が多くなり、600ミリを超える地域も出ていて、深刻な状況と化しているようである。

今回は山火事に次いで、ハリケーンの惨状も掲載させて頂くことにしたので、これが今の米国の現状であることをしっかりと認識して頂きたい。

なお今回に限り、写真 をクリックすると拡大版で見ることが出来ますので、いかに今米国を襲っている自然災害が恐ろしいものであるかを実感して頂けたら幸いである。

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 

 

 

 

 

 




 

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