世界平和祈念
11月6日、沖縄講演を終えたあと関西空港へ飛び、翌日京都・山科の北花山大峰(きたかざんおおみね)で開催された「マヤと阿含(あごん)の合同法要」に参列した。グアテマラから
来日されたドン・アレハンドロ一行が、阿含宗の桐山靖雄猊下と共に、世界平和を祈念して行う火のセレモニー・「オーラの祭典」
にご招待を受けたからである。
2010年11月7日、この日は桐山猊下がインドの地で「サヘート・マヘトを日本の地に移せ」と仏陀から啓示を受けられた日から数えて、ちょうど30年目に当たる
祈念すべき日だという。それはまた、マヤ暦では13バクトゥン・13アハウという先祖の叡智に回帰する
重要な節目の中の、「9のカン」の日でもある。カンとはマヤの龍神「ククルカン」を表している。
地球の真反対に位置するグアテマラと日本。この両地に根を下ろしたマヤの教えと仏教の二大導師によって、盛大な火の祭典が行われることになったのだ。阿含宗は仏陀・釈尊
が直説された根本経典「Agama(阿含経)に基づいた宗派であるだけに、まさに、今回の祭典は「仏陀」と「ククルカン」の叡智によって人類の未来を拓(ひら)く「聖なる火の儀式」
である。
桐山猊下は1984年に我が国で第14世ダライ・ラマ法王猊下と共にお護摩(火の儀式)を焚かれて以来、アメリカのニューヨーク、シベリアのハバロフスク、太平戦争の激戦地・ガダルカナル、さらには、ポーランドのアウシュビッツ、イスラエルのエルサレムで、土地の浄化と不成仏霊の解脱供養のために、大柴燈護摩(だいさいとうごま)を焚
(た)いてきておられる。
ダライ・ラマ法王といえば、現在、来日中で
あるので、なんと、世界の三大導師が奇しくも神の国・日本にそろい踏みし、共に平和を祈念する修法をなさっておられるのだ。なんとも不思議なことである。
ワンダリング・ウルフ(さすらう狼)と呼ばれるアレハンドロ大長老もまた、マヤの叡智を受け継ぐ神官の家に生まれ、450名の神官を束ねる大長老となられてから30有余年、中南米はもとより、北米、インド、エジプト、カンボジアなどを訪ね、多くの祈りの儀式を行ってきておられる。
プレアデスからやって来た4人の星人から伝えられた「マヤの叡智」と「仏陀直伝の解脱法」を会得された二人の導師によって焚かれた聖火が、地球の浄化と人類のカルマの解消にどれほど役立たれることになるか、想像に難くない。
事前に、この日の祭祀によって天に通じる「龍の門」が開かれることになると聞かされていたが、セレモニーの最終段階で、長い間、封印されてきた
龍蛇族のたくさんの魂が解き放たれ、天に昇られるお姿が見られたようである。
いよいよ、これから本格的な世直しが行われ、地球が悲しみの星「サラス」から希望と幸せに満ちた星「アルス」に向かって一大転換を始めることになるのではないかと思われる。
嬉しい限りである。
苦しみと悲しみ、憎しみとエゴに満ちたこの世界が一日も早く終焉を迎え、新たな新星地球に産まれ変わることを心から願い、優に80歳を超され
た御身体にむち打たれ、大法要を成就されたお二人の大導師に心から感謝を申し上げて、オーラの祭典への参加の報告とさせて頂く。
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聖なる富士が綺麗に雪化粧
を始めた晩秋のこの日、真性仏舎利が収められた、北花山大峰の地で、聖火が焚かれる
こととなった
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桐山猊下とアレハンドロ
大長老の二大導師の焚く
火の祭典に参列した人々
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奉納演舞の最初は、仏陀の聖骨
が安置されていたスリランカの
仏徳讃歎舞楽団の舞い
根本経典を依教とするスリランカ
では、仏・法・僧の三宝を信仰の
対象としている
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素晴らしい演舞を見る
ことができ、幸運であった。 |
ブータン王立舞踏団
ヒマラヤの聖地・ブータンは
世界一国民の暮らしが楽な
国として知られている。
国民の97%がこの国に生まれ
てよかったと考えているという。
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長崎籠町(かごまち)の
「龍踊り」(じゃおどり) |
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プレアデスからやって来てマヤ族を導いた
「ククルカン」のお姿は龍、日本建国の神
「国之常立大神」(くにとこたちのおおかみ)
もまた龍蛇族。
この日奉納された「龍踊り」(じゃおどり)
には、深い意味があることが分かる
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入場するマヤの祭祀を
司るマヤの神官と巫女。
懐かしいドンとエリザベス
の姿が見える
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法要に先だって行われた
儀式で挨拶される
アレハンドロ大長老
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神官の象徴である
「マヤの杖」を手に
ご挨拶される
アレハンドロ大長老
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式典でご挨拶される
桐山猊下
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式典の後、両檀でマヤと
阿含の聖火が焚かれ始めた |
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桐山導師によって焚かれる
柴燈護摩。例年2月に行われる
「星祭り」で焚かれる大柴燈護摩
(だいさいとうごま)法要では、
しばしば、竜神のお姿が出現して
おられるようである
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マヤの聖火の前で祈られる
アレハンドロ大長老 |
世界に向けての平和宣言
に調印される長老と猊下
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祭典を終えられ硬く抱擁を
交わされる導師。
お二人の胸に去来した思いは
いかなるものであっただろうか。
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祭典の後、1年ぶりに
ドンと再会 |
明日からの変化を前に
穏やかに沈むアマテラス・太陽 |