アオコの渦
鳥取にお住まいの方から、沖縄・久高島の海上で先日発生した渦巻きに似たような現象が、松江市八束町の北約1キロの中海でも見られたという情報が寄せられた。
「日本海新聞」のネット版によると、それは
監視飛行中の八管本部美保航空基地のヘリコプターが、今月6日に、偶然、松江市近海の海上で発見し撮影したもので、掲載された写真
を見ると、海面が渦巻き状になっているのが分かる。渦状になっている本体は宍道湖で発生したアオコであるようだが、それが渦になっている原因は不明だと報じられている。
久高島の巨大な渦に比べると、その規模は小さく、また中央部の盛り上がりが見られない点などの違いはあるが、
専門家も首をひねっているところを見ると、陸の近くの中海でこうした渦が出来る不思議さには変わりはなさそうである。
なお、渦の巻き方は左回りのようなので、久高島沖と同じである。
前回掲載のペトル・ホボット氏のメッセージを読むと、我が国の周辺ではエネルギーの高まりを受けて、これから先、こうした現象が頻繁に発生してくる
可能性が大きいようなので、今回の渦巻きもそうした現象の一つかもしれない。
ただ、規模が小さいのは、松江市沖合はパワースポットとしてのエネルギーの大きさが久高島に比べて小さいためかもしれない。
よほど巨大なものでない限り、通常、海上で渦巻きが出来ても、なかなか発見することは難しいが、今回はたまたまアオコが集中していたので、
飛行中に監視官の眼にとまったということではないだろうか。もしかすると、我々の目にとまらないだけで、こうした現象が日本列島周辺のあちこちで
、発生し始めているのかもしれない。
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松江市沖の中海に発生したアオコと思われる緑色の渦
(海上保安部美保航空基地提供)
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中海に緑の巨大渦出現 直径約50メートル
【日本海新聞Net版】
6日正午ごろ、島根県松江市八束町の北約1キロの中海で、緑色の物体が大きな渦を巻いているのを監視飛行中の八管本部美保航空基地のヘリコプターが見つけた。アオコとみられるが、はっきりした理由などは分からず、珍しい現象という。
同基地によると、渦は直径約50メートルで、時計とは反対の左巻きになっていた。
国土交通省出雲河川事務所が、宍道湖で発生していたアオコが中海(八束町付近)に流れ込んでいることを確認しており、渦の”正体”はアオコとみられるが、渦になった原因は不明。
同基地の隊員たちも初めて見たといい、同事務所水環境課の西尾正博課長は「アオコは浮いたり沈んだりと上下の動きはするが、泳力を持っていないので自力で移動することはない。詳しい原因は分からないが風向きなど外的な影響を受けたのでは」と話している。
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9月1日、久高島近海に出来た巨大な渦。改めて見るとその巨大さが実感できる。
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