北海道の寒波と大雪
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交通遮断で羅臼町のスーパーやコンビニからは商品が消えてしまった。
昨年2月の我が町の豪雪を思い出す
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先週は北海道の東部が暴風雪に見舞われ、190センチに達する記録的な大雪で、羅臼町など一部の町が陸の孤島と化した。ニュースを見ながら昨年2月11日、我が町の住民を3日間外出できなくした大雪を思い出していた。秋に撮影に訪れた旭川や富良野、美瑛ではマイナス30度の寒波。
マイナス41度の最低気温の記録がある旭川だが、マイナス30度を超すと吐く息が凍り鼻水は凍り付く。さぞかし寒かったに違いない。
昨日、沖縄の方とお話ししていたら、沖縄では15度を下回るときつい寒さと感じられるようで、零下の気温など想像できませんと語っていた。日本列島はちょうど気温の変わり目に位置しているため、北海道と沖縄、わずか2500キロ程度の距離しかないのに、これだけの気温差が生じることになるのだ。
寒波と大雪・米国東海岸
一方、大西洋と太平洋に挟まれた大国アメリカは、我が国とは桁違いの広さを持っているだけに、災害の頻度だけでなくその種類も大違いのようである。年明け早々から記録的な寒波と暴風雪に見舞われ続けている大西洋岸の北東部、私の読者は既にその様子は十分にお分かりのはずである。
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ニューヨークマンハッタンの高層ビルからの展望。窓やひさしが氷で被われている
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ボストンやシカゴでは大雪で車が走れなくなっている
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干ばつと洪水・米国西海岸
一方、太平洋に面した西海岸、カリフォルニア州一帯は東部とは真反対、昨年の春以来、雨のない大干ばつに見舞われている。サンフランシスコでは1月は1ヶ月間まったく雨が降らず、この降雨量ゼロは記録を取り始めてから165年で初めてとのこと。文字通り記録的な大干ばつである。
ところが、一旦降り出すととんでもない豪雨となって、洪水、土砂崩れで大規模な被害が発生するところとなっている。数日前から西海岸北部一帯は冬の嵐の到来で洪水と強風に見舞われている。カリフォルニア州に隣接するオレゴン州では暴風雨で大木が倒れ建物が崩壊、さらにその北のワシントン州では豪雨で大規模な洪水が発生している。
さらに週末から新たな低気圧に次々と見舞われるようで、しばらくは東も西も厳しい状況に置かれることになりそうである。こうした状況を身近で目にしている米国の人々は、次々と襲う自然の猛威をどう受け止めているのだろうか? 私などは遠く離れていながらも、これから先の地球の近未来を見せられているようで、戦慄を覚えるのだが。
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サンフランシスコは160年ぶりの大干ばつに見舞われている
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一方、同じ西海岸のワシントン州では大洪水が発生
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オレゴン州では強風で大木が倒れ家屋や車が崩壊
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