国の半分と2億人の国民が異常寒波と降雪に見舞われている米国。異常事態は気象現象だけに留まらず、14日には雨と着氷性の嵐によって、南部から東部一帯にかけいくつもの大事故が発生。事故のオンパレードとなっている
中でもノースカロライナ州やバージニア州での事故件数は数百件に達しており、バージニアでは14日早朝だけで344件が発生。
また、テキサスとミシガン州の事故は数百台を巻き込む大規模な玉突き事故となっている。
テキサスの事故は刑務所の囚人を乗せたバスが高架橋から線路に落下した事故。タイミング悪く落下した際に走ってきた貨物電車と衝突、10人の死者と6人の重傷者が出る大事故となっている。線路脇には炎上したと思われるバスが横たわり、貨物電車から飛び散った荷物が散乱している。
ミシガン州の追突事故もまたひどい。霧で視界がきかない中、積雪でブレーキが間に合わず2百台を越す車が次々と追突。被害者が撮影したものと思われるビデオ映像には、4万トンの花火を積んだセミトレーラーのトラックが爆発し、道路一帯が炎と煙に包まれた衝撃的な情景が映されている。(下段写真参照)
先日「氷河期に向かう地球(2)」で、暖かいはずの南部フロリダの木々が凍り付いた写真をご覧頂いた。その日、フロリダ一帯は気温がー10度近く。ところが明日あたりから南部は気温が急激に上昇するようで、フロリダでは+20度近くが予想されており、なんと気温差が30度近くになりそうである。