昨年の今日(2月14日)の午後から降り出した雪は、翌日の朝には1メートル50センチの積雪となった。今年は積雪量はたいしたことがないが、寒さが厳しくなっているためか降雪の回数が多くなっている。積雪量が少ないと雪かきに手間がかからない分助かる。昨日は北海道から関西に至るまで厳しい寒波に見舞われ、大阪でも雪が降ったようであるが、降雪量が平年を上回る北陸や東北の皆さんはさぞかし大変なことだろう。
目を米国に転じると、北東部から東海岸沿い一帯を中心に、繰り返し襲う、厳しい寒波とハリケーン並みの暴風雪で6000万人を越す人々が厳しい生活を強いられている。日曜日の夜にかけての予想気温
(体感温度)を見ると、デトロイトで−33℃、ピッツバーグで−31℃、ワシントンでも−23℃となっており、テレビは危険なほどの寒さと伝え注意を呼びかけている。
中でもボストンは寒さだけでなく積雪量も凄く、積雪はすでに2メートルに達している地区もあるようで、市民は相次ぐ学校の休校や電車、バスの運休など生活面で相当厳しい状況に置かれているようである。一番の問題点は、除雪した雪の置き場所で、上の写真を見てもらえれば分かるように、堆積場は既に山のようになっており、置き場所がなくなっている。
そのためニューヨーク市から雪を溶かす大型の機械を借りて、積もった雪を溶かしているものの除雪した雪の量には追いつかず、環境に問題があるにも関わらず、とうとう海に投棄せざるを得ない状況に追い込まれている。また、除雪の経費は既に年間予算
(約20億円) を上回って、底をついてしまったというから大変だ。