森林火災が続くオーストラリアが、大量の雹(ヒョウ)と洪水に見舞われたニュースについては「オーストラリアを襲う異常事態」でお伝えしたばかりであるが、まったく同様な災害が今度は南ヨーロッパのイタリアで発生
。
以前からお伝えしているように、日本のマスコミはほとんど取り上げていないが、ヨーロッパでも南のスペインやイタリアから北のドイツ、フランに至る
国々で
次々と自然災害に見舞われ続けているが、今イタリアでは北に向かう低気圧グローリアによって、オーストラリアと同様、記録的な量の雹(ヒョウ)
と大雨による洪水に見舞われている。
23日早朝に降った雹はわずか数分間で20〜30センチに達し、町全体が雹に埋もれる事態となっている。
上の写真を見て頂ければその凄さがお分かりになられるだろう。町の人々はこのようなことは過去に経験がないことだと驚いていたが、雪の30センチはあっても雹の30センチは確かにあまり聞いたことのない話だけに、
驚く様子が目に見えるようだ。
驚きはそれだけではないのだ。オーストラリアと同様、雹の降った隣の町では200ミリを超える大雨で洪水が発生し、死者
と行方不明者数が16名に達しているのだ。それにしても、隣り合わせの街が雹と洪水に見舞われるという奇妙な現象はあまり聞いたことのないだけ
、そんなことが遠く離れたオーストラリアとイタリアで発生とは驚きである。
このように世界各地で発生する災害を一つ一つ取り上げていてはきりがないので、掲載はしないつもりでいるのだが、今回の「大量の雹と洪水」という珍しい組み合わせは、同様な事態がオーストラリアで発生した直後だったので、お知らせすることにした次第である。
これから先、こんな災害が次々と続くようなら、疲労した我が目を休ませることは出来そうもなさそうである。