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武漢市の病院で患者を運ぶ医療関係者
「大紀元EPOCH  TIMES」より転写)

 
 


中国の武漢市で新型コロナウイルス(「COVID−19」)が発生して以来、既に2カ月以上が経過しているが、未だに感染拡大の勢いは衰えておらず、患者数と死者数は増え続けている。我が国における患者数は昨日の段階で408人となっており、中国に次ぐ最多国となっている。これは大型客船の乗客・乗務員の大量発生によるものであるが、国別の数値としてはこの数値が掲載されるので、あまり気持ちの良いものではない。

現時点で、公表されている中国における患者数と死者の数は、70552人と1771人となっている。11日以降の数値の推移は下記の表の通りで、掲載したグラフを見れば、患者数も死者数も放物線状に増え続けていることが分かる。あとは、こうした状況が今月一杯でピークを迎えるかどうかである。

もしも、この勢いが3月に入っても続くようなら、終息宣言が発表されるのは7月以降になる可能性が大きいだけに、世界経済に与える影響は大きく、中でも我が国は東京オリンピックの開催の命運が掛かっているだけに心配である。

 

武漢市の火葬場取材が明らかにした「政府公表の数値の嘘」

 

今回この記事を記すことにしたのは、中国当局から発表されている感染者や死者の数値に関する情報に大きな疑問が出て来たからである。かねてから感染者・死者の人数をめぐっては、中国政府の発表を疑問視する声が後を絶たなかったが、2月8日付の「大紀元EPOCH  TIMES」を見ると、発表されている数値がけた違いである可能性が大きいことが、より鮮明となった。

大紀元社の記者・王有法氏が2月4日に湖北省・武漢市の火葬場を訪ねたり、電話取材した結果を、8日付の記事で次のように伝えている。

「電話取材を受けたある火葬場の幹部によると旧正月に入る前から連日無休で働いており、「身も心も持たない」ほど忙しいと述べた。「昨日(2月3日)は127人の遺体が運ばれてきて、116人を火葬した」「火葬場の処理量は平常時の4倍から5倍となっている」「今までは朝6時から火葬に入り、昼ごろに作業は終了していた今は火葬炉が1日中、稼働している」。

運ばれて来る127体の遺体が平常時の4倍〜5倍ということは、平常時の火葬者数は25人〜30人ということになり、100体近い遺体が平常時 を上回っているということになる。となると、この葬儀社に運ばれてくる100体ほどの遺体のほとんどがコレラ感染によるものと想定せざるを得なくなってくる。

1日や2日なら、100体の増加は何か特別の事態によって発生した遺体ということもあり得るが、普段は、昼ごろには終了していた火葬炉が、1日中稼働する状態が 連日続いているということは、増加した遺体のほとんどは、コロナウイルスによる遺体と考えた方がよさそうである。

同記事によると、武漢市には現在8カ所の火葬所があり、どこも皆同様な状況のようなので、武漢市だけで、コロナウイルスによる死者数は1日あたり800人ほどということになってくる。そして 、現在は武漢市以外でも多くの都市で患者が発生し死者が出ていることを考えれば、中国全土でのその数はさらに増してくることになる。
 

 

コロナウイルスの患者・死者数推移表

 
 

感染者数

死者数


日付

追加人数

合計人数

追加人数

合計人数

02−11 44653

1113

02−12 15403

59805

253 1366
02−13 4854 64658 124 1490
02−14 2641 66492 143 1523
02−15 2008 68500 142

1665

02−16 2048 70548 105 1770
 
 

 
 


公表されている感染者数と死者数。 グラフを見ると、
増加の勢いが今もなお放物線を描き続けていることが分かる。

 
 

こうした、公表数字と実際の数値との違いを裏付けているのが次の記事であった。

火葬所幹部の証言によると「多くの遺体は病院からではなく、死亡者の自宅から運ばれて来ており、その比率はおよそ38%が病院からで、61%が自宅から運ばれて来ていた」ということであった。

中国当局は新型肺炎感染患者の遺体取り扱いに関する通達で、自宅で死亡し死因がはっきりしない場合、感染者と接触した経歴があれば、一律に「感染疑い」として処理するよう指示しているようであるが、中国政府が発表している死者数は、「感染を確定した患者 」の死亡者数であり、「感染疑い」として処理された人は含んでいないのである。

となると、事態発生以来武漢市の病院は満杯状態となっているため、多くの患者が診察を受けられずに自宅で亡くなっている可能性が大きく、その際に家庭から送り出される遺体は皆 、「感染疑い」として火葬所に搬送されているはずである。そしてそれらの遺体は政府が発表している死者数 には、含まれていないということになる。

こうして見てみると、どうやら中国における患者数と死者数の実態は政府発表の数値とは、けた違いの数値となってきそうである。掲載した上の表に 記載したこの数日間の1日当たりの死者数105〜253人は、実際には1000人を上回っており、16日までの累計の死者数は1770人とは桁違いの数万人規模に達していると思っておいたほうがよさそうである。

 

 




 

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