またまた、宇宙ステーションに向かう無人ロケットの発射が失敗。 読者は4月末に記した「ロシア宇宙船発射失敗」の記事を覚えておられるだろうか。
昨年10月に、米国の民間会社・オジカルサイエンス社のロケットが発射台で爆発炎上し、打ち上げに失敗。
あれから6ヶ月して満を持して打ち上げられたソ連の補給船が今回失敗に終わり、またもや宇宙ステーションに補給物資を届けられなくなってしまったのである。
心配なのは、2回にわたる事故で届けられなくなった物資が、宇宙ステーションの機能を維持し、6人の搭乗員が生活し続けるのに必要不可欠なものであるという点である。宇宙ステーションの搭乗者からはまだ余裕があるので心配ないとメッセージが届いているが、いつまでもというわけにはいかないことは確かだ。
次には、米国のスペースエックス社の補給船が6月に打ち上げられることになっているようだが、この補給船の打ち上げが成功するかどうかは、宇宙ステーションに滞在中の6人の生死に関わってくるだけに、重要な打ち上げとなってくることは間違いない。
今回発射に失敗したのは、4月に記したスペースエックス社の補給船であったのだ。これで昨年10月以来8ヶ月で、米国の民会会社の2機とロシアの1機が打ち上げに失敗するという異常な事態となった。
そもそも米国航空宇宙局(NASA)が宇宙ステーションへの物資補給の任務を、民会会社に委託したこと自体に問題があることは、前回の記事に記したとおりである。 さらに信頼あるロシアのロケットもが打ち上げ直後に制御不能となっていることを考えると、一連の物資補給の失敗には何か深い意味が秘められているようだ。
今回、国際宇宙ステーションに届ける予定の食料や水、燃料などの物資は1.8トン、また前回のロシアの無人宇宙船・プログレスに積まれていたのは2・7トン。 まだしばらくは猶予があるのだろうが、3回の輸送失敗によって宇宙ステーションの搭乗者たちは、少なからず不安を感じ始めているのではないだろうか。
この後の米国における打ち上げ計画は明らかになっていないが、ロシアは搭乗者の交代のための有人宇宙船の発射を予定している。 しかし、何トンもの物資輸送とは異なるので、有人宇宙船に物資を積み込むことは無理だと思われる。
一連の無人ロケットの失敗が下記の「ホピの預言」が伝えるスペースコロニーの崩壊につながるものだとしたら、搭乗者の交代というより搭乗者全員の帰還を進めるべきではないだろうか。 杞憂であってくれれば良いのだが。
白い兄弟たちは、空の彼方で見つめる創造主の怒りに気づかず、ますますおごり高ぶって、とうとう ある日 「兄弟が月に梯子をかける」
までになる。 その後、「白い兄弟たちはさらに空に大きな家をつくる」。 そしてその後、この天の住まいは大音響と共に落ちてくる。
それは青い星のように見えるだろう。 これが起きて間もなく我が民の儀式は終わることになる。