偶然とは重なるものである。昨日「世界に広がる地震と噴火」で、インドネシアのスマトラ島のシナブン山の噴火が活発化して来たニュースを記した際、冒頭で「北海道の釧路地方でM5・0(震度5弱)の地震が発生した」記事を記したばかりである。
その翌日の記事が同じ北海道の季節外れの積雪のニュースに続いて、今度はマラッカ海峡を挟んでスマトラ島に隣接するボルネオ島で発生した地震の記事を書くとはなんとも奇妙な事である。 それにしても、シナブン火山の噴火活動が活発化し、警戒レベルを最高度の5にした直後に、ボルネオ島の高山キナバル山(標高4095メートル)一帯でマグニチュード6の大型地震(深度10キロ)が発生したこともまた驚きであった。
環太平洋地震帯には属しているものの、これまで巨大地震の発生がなかったボルネオ島でのマグニチュード6の地震の発生や、地震帯から離れているネパールでの巨大地震の発生は、地震帯から更にエリアを広めた一帯の地殻が動き始めていることの何よりの証拠である。
これだけ続けて1ヶ月半ほどの内に巨大地震や大規模噴火の徴候が見え始めていることは、新星地球誕生の始まりの時が近づいていると考えておくべきではないだろうか。
それにしても、これだけ世界各地で天変地異が続くと、書き手の私は休む間がなくなってくる。 昨夜は久しぶりに愛猫チロを膝に抱いて「鬼平犯科帳」でも見て心を癒そうと思っていたところ、北海道とボルネオ島の二つのニュースを見てしまったため、資料集めや参考地図・写真などの作成に夜半までかかり、癒やしの一時は没となってしまった。
今朝は5時前に起きして何とか記事を書き上げ、10時前の今、ようやくサーバーに送信するところである。 読者は気楽に読まれていることだろうが書く人間は大変である。 これから徳乃蔵で来客者の対応が始まる。 癒やしの一時が欲しい毎日である。