気象庁は11日、浅間山(群馬・長野県境、2568メートル)の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げ、火口から2キロ以内を立ち入り禁止とした。 小規模な噴火が起こる可能性があるためである。
浅間山では4月下旬から震源の浅い火山性地震が増加。6月7日には4月下旬以降最多の87回を観測している。過去の噴火では、火山性地震に加え火山ガスの増加がみられた後に噴火が起きているが、11日には火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が1日あたり1700トンと、前回観測した8日の同500トンから急増している。