ハルマゲドンへ向かっての第一歩
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黒海のロシア・ノヴォロシースク海軍基地の沿岸で行われた、ロシア・中国海軍の合同軍事
演習の式典には、10隻の艦船が参加し両国の蜜月度を世界にアッピール。 (ロシアTV)
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第2次世界対戦の終結から70年、ロシアでは5月9日、対ドイツ戦勝記念式典が行われた。今年は参加国が半減し、米国やフランス、英国など西欧各国や日本などが不参加。
そんな中、ロシアテレビは参加した中国の周近平主席とプーチン大統領が、和やかに握手する様子を放映していた。
ロシアと中国の関係は、ウクライナ戦争でロシアが欧米から経済制裁を受け始めた頃から、一気に親密度を増し、貿易や経済面における交流が深まってきている。実は深まっているのは経済面だけでなく、軍事面での協力関係も増して来ているのだ。
その事実を内外にアッピールするかのように行われたのが、地中海での両国の軍事演習であった。 両国の海軍は、3年前から定例の合同軍事訓練を実施してきたが、これまでは日本海や両国の近海でしか行われることはなかった。しかし、11日から始まった地中海でのロシア海軍の軍事演習には遠く離れた中国の海軍が参加し、地中海での初めての両国の合同訓練となったのである。
このニュースを見た時、
真っ先に思い浮かんだのは旧約聖書が伝える「ハルマゲドン」であった。地中海の西海岸にある国がイスラエルで、そのイスラエルに攻め込むロシア軍に加わっているのが他ならぬ中国軍であったからである。
ウクライナ戦争での欧米とロシアとの切り離し、中東諸国での宗派間対立による内戦、さらにはイスラム国の参加による世界を巻き込んだ恐怖心と憎しみの連鎖。 これらはみなハルマゲドンの発生に向かっての第一歩である。今はまだ爆弾投下の戦争段階でなく、「情報戦争」や「経済戦争」の段階であるが、第三次世界大戦・ハルマゲドンは事実上すでに始まっているのだ。
バグダディ指導者は健在だった!
読者はご存じないかもしれないが、先日、英紙ガーディアンがイスラム国の指導者であるアル・バグダディに関するニュースを報道した。それは、3月にイラク西部で行われた米軍主導の有志国連合軍による空襲で、アル・バグダディ指導者が重症を負い、彼の代わりに副官の一人が暫定的な指導者代行に決められた、というものであった。
既に「イスラム国とバグダディの実体」で記したように、イスラム国(ISIS)はイスラエルの諜報機関モサドと米国の情報機関CIAによって作られた部隊で、バグダディはその頭になるために教育と訓練を受けた人物である。
それだけの男をアメリカ軍が陣頭指揮をとる空爆で、負傷させるようなことがあるだろうかと疑問に思っていたところ、米国防総省のウォーレン報道部長が11日の記者会見で、 バグダディ指導者は有志国連合による攻撃では負傷しておらず、現在も作戦指揮を執っているようだと、本日、ワシントン発の共同通信社のニュースが伝えていた。
今日のバグダディを育てた輩たちにとっては、彼にはまだまだ役割を果たしてもらわねばならないだけに、
当分の間、彼の存在拠点を空爆や爆撃することはないはずである。
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このような兵器がそう遠くない内に使われることになりそうである。
その時世界は、地球の終末を意味する「ハルマゲドン」へと突入することになる。
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