7日午後、米国の首都ワシントン市で大規模停電が発生した。この突然の停電でホワイトハウスや国務省、連邦議会議事堂などが影響を受け、ワシントン博物館や美術館が閉鎖され、観光客は屋外に退避する事態となった。ペンシルベニア通りが通行止めとなり地下鉄もストップ。ホワイトハウスではシークレットサービスが警戒を強めるなどしたが、間もなく復旧。地元電力会社は、停電の原因はメリーランド郊外の送電線の不具合で電圧が落ち込んだものと発表した。
気になるのは、このところ同じような大規模停電が世界各地で発生していることである。先月27日、オランダの首都アムステルダムとその周辺でも大規模停電が発生し、スキポール空港では全ての離着陸便が欠航となり、混乱が発生した。
また、31日に発生したトルコの停電はさらに大規模となった。午前10時半頃に発生した停電はトルコのほぼ全土に及び、首都アンカラや人口1400万人のトルコの最大都市イスタンブールなどで、航空機だけでなく路面電車や地下鉄が全線ストップし、オフィスや住宅も電気が使えず混乱。停電の原因はまだ分かっていないようである。
さらに驚くことに、スイスの首都ジュネーブにある大型ハドロン衝突型加速器が突然故障し、実験が延期されるという事態も発生している。このハドロン衝突型加速器は今驚異的な実験を行っており、極小ブラックホールの生成やパラレル・ワールド(平行宇宙)へのコンタクトも進めているだけに、なにやら故障には意味がありそうである。
いずれにしろ、ワシントン、アムステルダム、アンカラといった各国の首都で、わずか10日ほどの期間に続けて大規模停電が発生すると言うことは、通常ではあり得ないことである。連続するブラットムーンや太陽からの電磁波の影響など様々な要因が考えられるが、一連の停電事故の裏には、なにか重要な意味が隠されているのかもしれないので、読者におかれては、ハドロン衝突型加速器の故障と一緒に記憶に残しておいて頂きたい。