最大風速８８メートル

自然の脅威にさらされ続けている米国、北東部ウィスコンシン州やミシガン州などが寒波と大雪に襲われる一方、南西部カリフォルニア州は記録的な大干ばつと山火事。ここに来て今度は､比較的被害が少なかった南部のテキサス州から中東部イリノイ州一帯が､暴風雨と巨大な竜巻に見舞われている。

先週末に１５箇の竜巻が発生、そのほとんど全てが通過したイリノイ州では、広範囲にわたって家屋の倒壊などの被害が広がっている。 中でも瞬間風速８８メートルに達するカテゴリー４（５段階中の４）に襲われた人口２００人の小さなフェラデール（Ｆａｉｒｄａｌｅ）の町は、全ての家が破壊され壊滅的な被害となっている。

数世代にわたって建設され住み慣れてきた家がわずか数分の間に跡形もなく消えてしまった。強烈な竜巻の経験がない我が国に住んでいるとその恐ろしさが実感できにくいが、瞬間風速８８メートルという数値を見れば、その凄まじさが想像できる。こうして今、米国は広大な領土のほぼ全てのエリアが記録的な自然災害にさらされ､ 天から覇権国家の衰退が近づいていることを知らされているのである。

ワシントンの桜

寒さが続いていたワシントンでもようやく桜が満開になったようだ。しかし日米友好のシンボルとなっている桜を見に訪れた観光客の姿を見ると、数年前の花見客姿とは大変な違いであることが分かる。 例年だと薄着の姿、時には半袖姿が見られたものだが､ 昨年同様、今年もまた見学者の姿を見ると､ 真冬並みの防寒具をまとっている。

追記

徳乃蔵は明日１４日（火）臨時休業とさせて頂きます。ご注意下さい。