昨日は北海道の釧路地方でM5・0(震度5弱)の地震が発生しており、このところ震度5クラスの地震がかなりの頻度で発生している。 このところ日本国民全体が地震に慣らされてしまった感があるが、数年前までは震度が5を上回る地震などそう滅多に起きるものではなかったはずだ。
それがこれだけの頻度で発生しているのだから異常である。それに西之島から始まった、御嶽山、桜島、阿蘇山、箱根山といった一連の火山活動の活発化を考えると、日本列島とその周辺の海底一帯の地殻に大きな変化が起きてきていることは、紛れもない事実のようである。
そうした地殻の異常な動きは日本列島だけでなく、環太平洋地震帯
全体に及んできていることは、これまで私のHPを読んでこられた方は十分に承知しておられるはずだ。 カムチャッカ半島からカリフォルニア半島、メキシコ、南米のチリ
、さらにはインドネシアにかけて次々と発生してきている巨大地震や巨大噴火がそれを如実に物語っている。
ネパールで発生した巨大地震による悲惨な状況が脳裏から離れないでいる中、今度はインドネシアのスマトラ島のシナブン山の火山活動が活発化してきたようである。 インドネシアの国家防災庁が4日明らかにしたところでは、4日には火山活動の活発化を受けて警戒レベルが「最高度」に引き上げられ、周辺の住民3000人近くが自宅からの避難を終えたようだ。
シナブン山観測所のプラト所長によると、火山から噴出する火山灰や煙、岩石の量は先月31日以降、大幅に増えており、火口では溶岩の流出も確認されているようなので、いつ大規模噴火が起きてもおかしくない状況になっているようである。
前回「最新の地震・噴火情報」で「口永良部島の北に位置する薩摩硫黄島の周辺の海面がオレンジ色に変色してい
る目撃
情報」をお伝えしたが、その後地震学者が海水を調査した結果、硫黄と酸化鉄を含んでいることが明らかとなったようなので、海底で噴火活動が始まっていることはどうやら間違いないようである。 もはや川内原発の再開などとんでもないことである。鹿児島県民は何も感じていないのだろうか。