1日、4日と
2回にわたって、砂漠地帯であるクエートやイラク、イエメンなど中東諸国で次々と発生している異常な豪雨による洪水被害の様子をお知らせしてきたが、今度はヨルダンの洪水と
サウジアラビアの豪雨ならぬ豪雹(ごうひょう)のニュースである。
昨夜のカタールのアルジャジーラ
・テレビはヨルダン各地が異常な豪雨に見舞われ、道路が切断、家屋が孤立、インフラが破壊され、青年と子供3人が死亡した様子を伝えていた。気象当局も専門家も予想できなかった豪雨であったとされているが、異常気象が現実化してきていることに気づいている市民から、政府や首都アンマン市の対応の遅れに対する怒りの声が上がっている。
それにしても掲載した写真を見てもらえればお分かりのように、水に覆われたヨルダン市内の様子はとても砂漠地帯の中東とは思えない光景である。
中東諸国の洪水では先月末で19名が死亡しているので、死者の数はさらに広がっているようである。