13日夜、パリ中心部の劇場やサッカースタジアムなど8ヶ所で起きた同時多発銃撃事件。 87名の死者を出したコンサートホールの攻撃の様子を、現場に居合わせたフランスのラジオ局の記者は次のように語っている。
カラシニコフ自動小銃で武装した黒づくめの男たちが入って来て、悲鳴を上げる数百人の観客に向かって沈着に銃を乱射。 観客が悲鳴を上げ逃げ惑う中、彼らは非常に冷静で決意に満ちた様子だった。 銃撃犯らは3〜4回は銃に弾を込め直していたが、「神は偉大なり」と叫ぶ者以外は一言もしゃべらず沈着・冷静であった。
少なくとも127人の死者が出た過激派組織IS(イスラム国)による今回のパリの襲撃事件は、世界中に強い衝撃を与えているが、ラジオ局の記者が伝えた銃撃の様子は、銃撃犯のISの戦闘員たちがいかに教育、訓練され、強い信念と決意で犯行に臨んでいたかを伝えている。
死者数の多さもさることながら、私が驚き、恐ろしく感じたのはその点であった。 これだけの徹底した教育と訓練を受けた戦闘員たちがこれから先、欧米各国に潜入していったら、もはや爆弾テロやマシンガンによる大量殺人事件は、いくら警察官を総動員したところで防ぎようがなくなってくるのではなかろうか。
死者数が数十数名規模だった今年1月のパリの襲撃事件から10ヶ月、今回は百数十名とその規模は桁違いに大きくなって来ており、これから先、この傾向はさらに強まることだろう
。 一方、ロシアに対しては旅客機爆破というまったく別の手段を用いている。
9・11同時テロを発火点として広まった憎しみの連鎖はもはやとどまることなく、中東から欧州へ、さらにロシア、米国へと拡大し、やがて世界を覆い尽くすことになることだろう。
現にテロの前日11月12日に出されたISの脅迫ビデオには「地獄の業火がお前たちを待ち受けている。ヨーロッパは大揺れになり、ロシアは死んでいく」「間もなく血が海のようにあふれる。 ロシアの町々は
”アラーは偉大なり” と叫ぶ声に驚かされることになるだろう」というメッセージが載っている。
モノ・カネ至上主義が続く限り、魔物は物欲と金銭欲に目がくらんだ人間の心を好きなようにもて遊び、この世を恐怖と憎しみの世界へと導いていく。 次元上昇(アセンション)など彼らにとってはあってはならないことである。 オリオンから自然豊かな3次元世界・地球での天下取りを目指してやって来た輩たちにとっても、それは同じこと。 だからこそ、これまで地球は次元上昇を果たせなかったのである。
次元上昇の最終期限まで、残された時間が刻一刻と少なくなって来ている今、高次元世界で行われてきた戦いは、3次元世界で我々の目に見える形で最終段階に突入して来ているのである。 地球と人類にとって、波動上昇の最後のチャンスをものに出来るかどうかの最後の戦
いが始まっているのだ。
徳乃蔵で行われた兼古和宙君の切り絵展で、5尾の尾を持つ京都伏見稲荷大社のお稲荷様が「水面に写る影のように、冷静な心が必要だ」と伝えられたのは、今こそ、その大事な時であるからだ。 いと高き存在から次々と降ろされる啓示や気づきをおろそかにしていては、もはやそれまでである。 徳乃蔵の龍~様はそのように伝えておられる。 ゆめゆめお忘れなきように!!