フリージングレイン(着氷性の雨)現象発生
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霧氷のようにきれいに見える情景だが、フリージングレイン(着氷性の雨)
現象が発生すると倒木や電線切れで大きな被害が発生する。 (ABCニュース) |
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しばらく米国の異常気象による自然災害のニュースを掲載しなかったが、決して平穏な気候が続いていたわけではなかった。 頻度は増し、その規模が大きくなる傾向は相変わらずである。
先週末から、北極から切り離された強い寒気団が到来し、中西部北部から南部一帯が雪や嵐の悪天候に見舞われ14名を超す死者が出ている。 その後も
、北東部からカナダにかけて冬の嵐の第2弾に見舞われている。
この冬の嵐の中で、カンザス州からオクラホマ州にかけて、フリージングレイン(着氷性の雨)と呼ばれる我が国では滅多に見聞きすることの無い珍しい気象現象
が発生、着氷で木が倒れたり電線が切断され大規模な停電が起きている。
フリージングレイン(着氷性の雨)というのは、この時期から春先にかけて米国やカナダで起きる気象現象。 ゆっくりと均一に冷えると氷点下でも雨は凍らずに降り続け、木や地面に落ちると
、瞬時に凍ることになるのだという。 我が国における、降りた霜が凍り状になった状況に似た現象ではないかと思われる。 その際の倒木や電線の切断による被害は大きく、今回も
下段に掲載した写真のように、各州で大きな被害が発生している。
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またもやカリフォルニアで銃乱射事件発生
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昨今の米国、異常気象による自然災害が後を絶たないだけでなく、銃の乱射事件も同様、一向に収まる気配がない。 警察官による無抵抗者に対する発砲事件や一般市民を狙った狂気的な銃乱射事件が、日に日に増え続け死傷者の数も多くなって来ている。 今朝のABCニュースは、カリフォルニア州の障害者支援施設で発生した、複数犯による銃の乱射事件をトップニュースで伝えている。 多くの負傷者が出ており、死者の数も14名に達しているようである。
「政治」や「経済」の混乱は「まやかし」でコントロールできるが、「社会面」の混乱は「素の発生」による「人心の乱れ」によるものだけに押さえようがない。 戦後70年、世界に君臨してきた覇権国家アメリカの凋落の姿が、日に日に浮き彫りになってきているのはそのためだ。 それにしても「栄華の時」のなんと短いことか、人の一生と同じである。 後に残されたのは国を挙げての「カルマの刈り取り」、オバマ氏の後を継ぐ大統領の苦難の日々が目に浮かぶようだ。
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カンザス州からオクラホマ州にかけて発生した
フリージングレイン(着氷性の雨)の被害状況
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A 木々が倒れ家屋が損壊
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B 電線が切断され停電が発生
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C 車が凍結しバッテリーが機能不全
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D 倒れた木で車が破損
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ミネソタ州では吹雪で視界不良となり車の事故が多発
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南部では雪は降らなかったが洪水が発生
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