世界各地で発生している自然災害はどこもみなその規模をますます大きくする一方である。 先日はアメリカの暴風雪と洪水のニュースを伝えたが、今回はインドに於ける大洪水のニュースである。インド南部では先月末から断続的な激しい雨が降り続き、
1000ミリを越す記録的な大雨となっている。 中でも東海岸南部に位置する人口400万人のチェンナイでは町全体が広い範囲で水に浸かっている。
その結果、多くの人々が家や財産を失い、建物の屋上に避難した人々は何日間もにわたって取り残され、軍のヘリコプターから投下される飲料水と食料で急場を凌いでいる。 死者の数はすでに350人に達しており、雨はこれから先1週間は降り続くと見られているため、被災状況はさらに悪化することになりそうである。
我が国で見られるように、街の中の一角が水没するという状況ではない。 400万人が住む町全体を水が覆っているのだから大変だ。
ウォータークロックに突入した今、世界の水や雪による災害は、一段とその規模を増してくるものと思われるが、次にはどこの国の災害ニュースを掲載することになるのだろうか。