数日前、米国カリフォルニア州で異常な道路の崩壊事故が発生した。 場所はロスアンジェルス郊外の道路。 道路脇の小さな丘の斜面が下に向かって
崩れ、道路を盛り上げ大きな歪みが発生したものである。
動画と写真を添付しておいたのでご覧になってもらえれば、道路の起伏がかなりの大きさであることがお分かりになるはずだ。 現地メディアの報道によると、事前に地滑りや地震のような情報は全く観測されておらず、
短期間で一気に地面が変動したようである。
2004年12月に発生したスマトラ島の巨大地震の後から地殻変動が顕著化、世界中で今回のような突発的な地面の変動がしばしば観測され
て来ている。 その代表的なものが、グアテマラの首都やロシアのシベリア地方で出現した巨大なシンクホール
であることは、すでに読者はご承知のはずだ。 日本では北海道の羅臼海岸の海底の隆起もその一例である。
今回のロスアンジェルスの道路の崩壊現象で思い出すのは、今年の4月25日付けの記事「米国とロシアの異変」で記した、ロシアの西部地方にあるペンザ州で発生したアースフローと呼ばれる不思議な「地滑り現象」である。 平らな地面に積もった背丈ほどある雪の壁が長い距離にわたって平行に移動し、近くの道路を遮断し鉄塔までを倒している。
ロシアで発生した地滑りが、単なる積雪による雪崩現象でないことは前回の記事で記した通りであるが、今回のロスアンジェルスの道路崩壊現象もまったく同様である。 さほど高くない起伏状の丘が崩れたとしても、土砂が道路を覆うだけでアスファルト道路を盛り上げ
、切り裂くことなどあり得ない。 地下で異常な動きが発生したことは間違いない。
今回は規模が小さかったので大騒動にはならなかったが、これから先、こうした説明しがたい異常な地殻変動は
、世界各地で
次々と発生してくる可能性は大である。
「カブレラストーン」の写真をご覧になられ、地球規模の大変動の実体を我が目で確認された方々には、近年発生している一連の小規模な地殻変動の動きが
、大規模変動の前兆であることをより強く実感出来るのではなかろうか。 全てが天の啓示なのだ。