ニューヨークで「はしか」が蔓延
非常事態宣言発令
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はしかに対する非常事態を宣言するニューヨーク市のデブラシオ市長
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銃の乱射事件や自然災害に見舞われ続けている米国で今度は「はしか」が大流行。感染者が出ている地区はニューヨーク周辺や西海岸北部など10州に広がっており、感染者の数は4月4日までにすでに465人に達している。
感染者総数285人の内、この1週間だけで26人が感染したニューヨーク市では非常事態を宣言する事態に至っており、居住者や通勤・通学者に予防接種を義務付け、ワクチンの未接種者には1000ドル(11万円)の罰金を科す方針が発表された。
一方、ノースカロライナ州ではガス爆発事故としては異例な大規模事故が起き、1人が死亡し17人が病院に搬送、内6人が重傷となっている。爆発の威力がすごく、全壊したレンガ造りの建物からはレンガが100m先まで飛んだようである。その結果、近隣の建物の窓は吹き飛び、隣接する6棟ほどの建物の一部が損壊したようである。
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ノースカロライナ州で発生した大規模なガス爆発事故。
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レンガ造りの建物一棟が完全に吹き飛んでしまった。
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路上に横たわる負傷者
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頭部に爆発物が当たり出血する負傷者
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米国における大洪水については、米国気象局が「今年5月までに国土の3分の2が洪水に見舞われ、2億人が危機にさらされる可能性がある」とする警報を発表したことは、「米気象局が予測する前代未聞の洪水危機」に掲載した通りである。
そうした状況下、昨日のABC
ニュースでは、大規模なブリザード(暴風雪)が20州を移動中で、歴史的な嵐となる可能性が大きいことを伝えていた。北部中央部のサウスダコタ州では雪や雲などで視界が白一色となり、方向や高度、地形の起伏が識別不能になる「ホワイトアウト現象」が発生し事故が続発。
また空の便800便以上が欠航となり、29号線が160キロにわたって通行止めとなった。
南部ではハリケーン並みの突風が発生。西部カリフォルニア州のパームスプリンクスでは風速20mの強風にあおられて山火事が発生。住民の避難が続いている。またロスアンジェルス群では強風で樹木や送電線が倒壊する住宅の被害が発生している。
これから5月に向かって、気象局の予測通りの大規模な洪水が発生するようなことになれば、被害額は甚大となり支援に当たる米国政府はメキシコとの国境沿いの塀など建設する余裕がなくなってくるかもしれない。いずれにしろはっきりしていることは、遠からずして米国は天の下す自然災害によって衰退するということである。
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ホワイトアウト現象で視界が白一色となり、事故を起こす車が多発。
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暦の上では春なのに多くの州で冬に逆戻り、雷を伴う降雪に見舞われている。
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カリフォルニア州のパームスプリンクスでは強風で山火事が発生。
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ロスアンジェルス群では強風で樹木が倒壊し住宅の被害が発生。
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