読者はご存知のことと思うが、昨夜、18日の夜10:30分ごろ山形県沖を震源とするM6.8の地震がり、新潟県村上市で震度6強、山形県鶴岡市で震度6弱を観測。震源の深さは約10キロメートル。
揺れの大きかった山形、新潟、宮城、石川とも幸いなことに死者はなく、負傷者は4県で26人と人的被害は大事には至らなかった。しかし、一部の家が崩壊したり道路の土砂崩れが置き、停電も発生したようである。
震度6強を記録した村上市の住民は「つき上げるような縦揺れの後、30秒ほどの家が潰れるかと思うほどの激しい横揺れを感じ、立っていることもできず身動きが取れなかった。今回ばかりはだめか、と覚悟した」と語っているところを見ると、家屋の損壊は少なかったものの揺れはかなり大きかったようである。
大事に至らなかった今回の地震をHPで取り上げたのは、地震発生の1日前の17日夜11:55分頃に、山形県の地震とほぼ同規模の地震が中国南西部の四川(Sichuan)省で、発生していたことが気になったからである。
四川省地震の震源の深さは16キロ、マグニチュード(M)6.0。日本の地震よりやや弱い地震であったが、これまでに少なくとも12人が死亡、134人が負傷したようである。巨大地震発生の予兆として、こうした連鎖的な地震がこれから先、数多く発生して来ることが危惧されているだけに、注意しておきたいところである。