乗り物の事故や銃の乱射事件、さらには記録的な自然災害が続く米国。今朝のABCニュースはニューヨークのマンハッタンにある高層ビルにヘリコプターが衝突した事故の様子を伝えていた。衝突したヘリは午後1時半ごろマンハッタンにあるヘリポートから飛び立ち、短い距離を飛行した後、54階建ての高層ビルの屋上部分に衝突し延焼。
操縦士は即死。
ビル内で仕事をしていた人々は衝撃音と強い揺れに驚き、階段を使って1階に降り屋外に避難。負傷者や死者は出ていないものの、マンハッタンでの飛行機の衝突事故など極めて稀な事故だけに、相当驚いたようでニューヨーク全体にパニックが広がっている。
今回の事故は稀な事故であるだけでなく、多くの疑問点が残る奇妙な事故であったように感じられる。 その不思議な点を列挙すると以下のようになる。
@ マンハッタン上空は飛行制限の区域であるようだが、なぜ大雨と霧の中で飛行許可が
下りたのか。
A 悪条件の気象の中を何故飛行する必要があったのか理由がはっきりしていないこと。
B エアーポートと事故現場は同じマンハッタンの中ですぐ近くであったこと。
C ビル内の人々が驚いて屋外に飛び出るほど、衝突による衝撃が大きかったのはなぜか。
D トランプ大統領の所有するトランプタワーからわずか800mほどの距離であること。
ニューヨークの市長は記者会見でテロの可能性はないとしているものの、ABCニュースは多くの疑問があると伝えていた。テロとの関連は別にしても、今回の事故は今米国で次々と多発している一連の事件や事故の一つで、奇妙な事故であったことは間違いないようである。