相変わらず全国各地で悪天候が続く米国。五大湖を含む北東部一帯では大雨と鉄砲水に見舞われている一方、
中西部では先週末17日から20日にかけて4日間にわたって8つの州で40個
を超す竜巻(トルネード)が発生し、各地で甚大な被害が発生している。
F2規模(風速が50〜69m/秒)の竜巻に見舞われたオクラホマ州やカンザス州では多くの住宅や店舗などが破壊され、またF1規模(33〜49m/秒)
に襲われたミズリー州では大木が倒れて数千軒が停電、アーカンソー州ではトレーラーの横転が発生している。
下に掲載させて頂いた写真を見て頂ければ、竜巻の恐ろしい姿とその通過後の惨状が実感できるはずである。米国では見慣れ情景ではあるが、こうして巨大竜巻の
映像を改めて目にすると、その凄さに脅威を感ぜずにはおれない。
米国を襲う竜巻はこれから先、さらにその規模と頻度を増すことになりそうなだけに心配である。因みに、今回被害に見舞われたオクラホマ州では、6年前に風速89mのF5級の超巨大竜巻に見舞われ、街の一角が全壊し24人の死者が出ている。
以下はスケール「F1〜F2」の巨大な竜巻と暴風雨に襲われた各州の惨状である。地図を参照してご覧になって頂きたい。