昨年末から続く米国の暴風雪、21日から22日にかけ米国の中西部・カンザス州からネブラスカ州、イリノイ州、ミズリー州、アーカンソー州一帯に住むおよそ6000万人が再び記録的な寒波と暴風雪に見舞われている。
カンザス州では非常事態宣言が発令され、ハイウエイでは数え切れないほどの車が止まり、長い車の列が地平線まで続いている。カピーカの街は雷鳴がとどろく中の吹雪と氷結で多くの人々が外出することが出来なくなっており、いつもならラッシュアワーの時間帯であるのに、駅前には人っ子一人いない状況となっている。
寒波と暴風雨を発生させている今回の大型低気圧はこれから東に向かって進行し、北東部のシカゴやワシントン、ニューヨークも巻き込まれそうである。さらに寒波と大雪は北部だけのことではないようで、メキシコとの国境沿いの南部アリゾナ州では、ゴルフの世界選手権が開催される予定だったが、ゴルフ場が一面雪に覆われ、選手権が中止となるという珍事が発生している。