昨日、札幌講演会を終え帰宅。
昼の1時頃、札幌から千歳空港に向け走っていると、高速道路の温度計が6度を示していた。案の定空港に着くと、涼しいというより寒い感じ。ところが松本空港に着くと何と2
7度、昼には30度まで達していたという。何と真夏日の気温である。
その差は24度、いくら北海道と本島の違いがあるとは言え、稚内と那覇の温度差を見ているわけではない。松本空港は標高700メートルの高地、千歳と20度を超す温度差があるというのはなんとも不自然である。日々、日本の各地で極端な高温と低温の日々が続いているが、
地域による温度差も異常であることを実感させられた帰路であった。
とにかく今年の北海道は、太陽が顔を見せる日が極端に少ないようなので、稲や麦、野菜類の生長に弊害が出るのではないかと心配である。
先日、帯広の後援会スタッフから送られてきた北海道新聞で、電気料金の値上げがとんだところに影響しようとしている
ことを、目にするところとなった。北海道電力が推進したオール電化製品の普及が、電気料金の値上げで消費者を困窮させているという、笑うに笑えない話である。
オール電化住宅とは、家庭内で用いる全てのエネルギーを電気に統一した住宅であるが、今回、北海道電力が経済産業省に申請している電気料金の値上げ
によって、北海道内の7%に当たる19万世帯のオール電化住宅においては、一般家庭に比べて値上げ率が3倍程度となるため多くの人々を困惑させているという話である。
札幌市に住む40歳代の会社員はオール電化にリフォームしたところ、月5万円の冬の電気代が月1万円以上負担増となるため、今更灯油ストーブに変えるわけにもいかず戸惑いを隠せないでいる
という。また別の男性公務員も「北海道電力が推進したオール電化を導入したというのに、こんな仕打ちを受けるとは」と怒りを露わにしていた。
オール電化など導入したら、家の中に強力な電磁波が飛び交って健康に甚大な害を与えることが明かだけに、私なら無料で提供されてもお断りする
。しかし、エコロジー&エコノミーな快適生活が簡単に実現するという、電力会社の口車に乗って購入した人はかなり多いようだ。それにしても低コストを売り物に販売した電力会社が
、20%を超す電力料金の値上げで購入者に負担を強いることになるのだから、なんとも
皮肉な話である。
いずれにしろ、住宅購入者からは「オール電化は失敗した」との声が上がり、マンション市場でもオール電化物件に値下がりの動きが出ているようなので、今後は東京や大阪でも同じ動きが出てくるものと思われる。経済的には石油や灯油の値上がりも発生しているので、どちらも同じ苦しみを味わうことになりそうだが、電磁波の被害を知らずに購入した人には、気づきのための大いなる警告となること
を願っている。