北海道の異常気象
このところ富士山は連日雲に隠され続けているが、昨日は この時期にしては珍しい入道雲で完全に覆われてしまった。
20日に発生した米国オクラホマシティーの竜巻は、世界に大きな衝撃を与えたようであるが、既に何度かその可能性はお伝えして来ているので、私のHP読者は「来るものが来た」と受け止められ、あまり驚かれた方は少なかったのではないだろうか。これから先、米国を襲う竜巻やハリケーン、集中豪雨はこんな程度ではなく、文字通りの驚天動地の災害となるはずである。この夏に襲来するハリケーンはかなり巨大なものになりそうでう。
つい見過ごしがちであるが、先日「近頃、実感する異常気象」でもお伝えしたように、我が国でも北と南での極端な温度差という異常気象が続いている。関東以南の日本列島各地では連日のように真夏日が続いて おり、八ヶ岳山麓でも25度を超える夏日で空には入道雲、まるで入梅が終わって夏に向かう7月中旬以降の気候となっている。一方、北海道では 今もなお雨と曇り空が多く、日照時間が極めて少ない日が続いているようである。
札幌のスタッフからの連絡によると、ここ1ヶ月、1日中天気で日が差すという日がほとんど無く、青空が見えても2時間もするとすぐに雲が出て陽が陰り、雨が降り出す、そんな日の連続であるという。夜になると冷えるのでストーブを焚く日が多く暖房費がかさんで大変のようである。
北海道新聞にはオホーツク海方面の農家の方が野菜の栽培で大変ご苦労をしておられるようである。4月から5月にかけての降雨、降雪によって畑がぬかるみ、人だけでなく苗を植えるトラクターなどの機械類も入れず、苗の植え付けが大変遅れているようである。
5月20日現在の植え付け状況は、ジャガイモが18%で16日遅れ、ビートが15%で15日遅れ、タマネギが60%で7日遅れとなっているという。もうこの時期だと例年ほとんどの苗の植え付けが終わっているはずなのに、これだけ遅れていたら大変だ。 これから先の天候が気になるところである。
オホーツク海方面の各地の農協の職員が手分けして農家に手伝いに行き、遅れている苗付けを支援しているようだが、こうした援農はここ30年間に例がないというから、今年の天候が異常であることは間違いないようだ。
雲に隠された富士
上空4600メートルまで噴煙を上げ始めたシヴェルチ火山
我が家の書斎からは南アルプス、八ヶ岳、富士山が展望できる。調べごとや書きごとをして疲れたときこれらの山々を眺めると心が和み、疲れが癒やされる。都会に居ては味わえぬ極楽である。ところが、ここ数日、富士の姿が見えない日が続いている。地元に住んでおられる方にお聞きしてみたところ、状況は一緒 のようで、10日間にわずかな時間だけ垣間見えた日が1、2日ほどあった程度で後はずっと姿を見せない日が続いているようである。
2週間ほど前に龍神様から伝えられたメッセージでは、富士の噴火を押さえるために龍神系の神々様たちが総出で事に当たっているとのことであった。航空機などを使って上空から富士の噴火の前兆を探ろうとする動きを止めさせるために、「しばらくの間、富士は姿が見えなくなるぞ!」と、言うメッセージも伝えられていた。まさにその通りの状況となっている。
メキシコのポポカトペトル山は噴火状態に入り、カムチャッカ半島のシヴェルチ火山も4600メートルまで噴煙を上げ始めており、細かい火山灰が航空機およびヘリコプターの機械に侵入し、事故につながる恐れがあるレベルに達している。さらに半島の東南部沖の太平洋一帯では、マグニチュード4.7から6.4の地震が群発している。
日本を取り巻く地震発生の兆候も更に厳しくなってきており、先日、首都直下地震に対する防衛省の行動計画が発表されたが、それによると、 朝霞駐屯地に、陸海空自衛隊を一元的に運用する「統合任務部隊」を設置し、陸上部隊だけで最大約8万5000人を投入し、約2万5000人の予備自衛官も招集することになるようである。
読者からの情報によると、既に自衛隊の朝霞駐屯地には各地からトラックに牽引された大型のタンクローリー車や隊員を乗せた車両が大量に集結し始めているようである。 地震学者からの情報を元に準備を始めているのかも知れない。 昨日行われた国の防災会議では、大型地震の発生について、「もはや起きる、起きないの段階でないこと」が改めて確認されたようである。
なお、静岡県の清水市にお住まいの方からの情報だと、最近、市内広域でガスの臭いや宍原付近では硫黄の臭いがする事例が発生し、消防が出動する騒ぎが起きており、消防では原因がわからなく、困惑していてようである。 また、小島地区には、昔から冷泉が湧いているそうであるが、最近、川から泡が出たりもしているみたいで、今年は、タケノコも取れず、竹林も黄色いそうである。地殻変動が起きている可能性がありそうである。
追記
米地質調査所(USGS)によると、ロシア極東カムチャツカ半島沖のオホーツク海で日本時間24日午後2時44分ごろ、マグニチュード(M)8.3の地震が 発生。
震源地はペトロパブロフスクカムチャツキーの北西約400キロ、震源の深さは約600キロ。 震度が極端に深いため、半島の中心都市ペトロパブロフスクでは震度4〜5程度の揺れで終わったが、7000キロ離れたモスクワでも揺れが観測された。