世界的な株価バブル

 

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日米のばらまき財政がもたらす狂気の株価

 


 
 


米国の「ダウ平均」は史上最高値を更新。満面笑みのトレーダー。
不況風などどこ吹く風と、世界の株式市場は「博打の世界」へと進む

 


米国、中国、そして日本と今世界の株式市場は「熱狂なき株高」が続いている。米国のダウ平均は昨日125ドル高の1万4253ドルとなり、とうとう2007年10月 につけた史上最高値を超えてさらなる高値に向かい始めた。ABCニュースは満面の笑みを浮かべるウォール街のトレーダーの姿を写している。

日経平均もご承知の通りアベノミクスに刺激され昨年10月の8000円台から50%近く急上昇して来ており、今日、明日にも1万2000円に 達するものと思われる。こうした状況を受けて欧州や中国の株式市場も軒並み上昇している。まさに日米のばらまき財政による世界的なバブルの発生である。

こうした株価の上昇を見ていると、欧州のユーロ危機も米国の財政の崖も中国のバブル崩壊もまるでどこかに消えてしまったかのようである。 しかし、ユーロ危機が一見落ち着いたかに見えているのは、欧州中央銀行から ギリシャやスペインに対して数兆円規模の緊急融資が為されたからで、借金が減ったわけでもなければ、税収が増え たわけでもない。

それどころか、今までドイツと共に財政支援国側であったフランスまでが、国内総生産(GDP)がマイナスに落ち込んだ上に、アフリカのマリへの軍事介入により戦費がかさんで財政悪化が懸念され始めているのが現状である。 つまり、今の世界的な株高は意図的に作られたもので、実体経済とは大きくかけ離れマネーゲーム化したまやかしの相場」なのである。
 

まやかし相場の元凶・米国

米国の財政状況も「財政の崖」を回避するために、ブッシュ減税の多くがそのまま継続されることになった分、財政削減策から見れば逆行するもので、予算〈支出)の強制削減と債務上限の引き上げ問題の行方次第では、これから先、毎年1兆ドルから1兆2000億ドル (100兆円)債務が増え続けていくことになる。

株高の要因となっている企業業績の好転傾向は人件費などの経費削減による面が多く、雇用の改善につながっていない。だから失業率は一時の9%台よりは下がっているものの、8% 近くで高止まりしたままである。しかもこの失業率には裏があって、ここ1年、少しずつ数値が減少してきている大きな要因には就業者数の増加というより、リーマンショック以来の長引く不況によって職探しを諦めた人の数が増えた面が隠されているのである。

だから1月は雇用者数が13万人も増加しているのにもかかわらず、再び職探しを始めた人々の数がそれ以上に増えたために、失業率は7.9%と悪化しているのだ。学校を卒業したものの、就職できない学生が増え続けているため、流行言葉となった「ブーメラン現象」(大学を卒業した後、就職口がなく親元に戻る現象)は今もなお続いている。

一部の企業の好業績や住宅販売の延びなど、景気回復の兆しが見えてきていることは確かだが、株価が史上最高値を更新するほどの好景気でないことは確かである。どう見ても今の株高は狂気の沙汰としか言いようがない。 しかし、これから先、支出の強制削減がうやむやになり、債務の上限がさらに引き上げられ て、まやかしの好景気が演出され続けるようなら、株価はさらなる高値に向かって進むことは間違いない。

 

円安・株高が進む日本

 


 
 


身売り話が出ていたシャープはこの3ヶ月間で倍以上になり、
福島第1原子力発電所を所有する東京電力の株式も57%上げている

 

 

これから先も円安はさらに加速されることは間違いなく、年末までには100円から110円へ、さらに 来年の年末までには120円まで進む可能性が大である。その結果、輸出関連企業の好業績と相まって株高は一段と進むことになるはずだ。日経平均は 間もなく1万2000円を超え、夏場から秋に向かって1万5000円〜2万円へと向かうことになりそうである。

今回の円安、株高は米国の仕組んだ戦略に沿ったものであることはすでにお伝えしている通りである。もしも、円が対ドル100円からさらに安値に向かい、中国との尖閣問題が発生せず、ユーロ危機や米国のデフォルト危機が先延ばしされ 、景気回復に2年以上の時間が与えられるようならば、株価は2万5000円を超えてかっての最高値に向かって暴騰することもあるかも知れない。

しかし、今の世界情勢やこれからの巨大自然災害の発生の可能性を考えると、日本のバブル化に与えられる時間はそれほど長い時間ではないかもしれない。 先ず懸念されるのはユーロ危機の再来である。本格的な危機は私の予測より少々先になりそうであるが、年末までには始まるものと思われる。

夏場に向けて世界的な巨大災害の発生も バブル化の行く手を阻むことになるかもしれない。中でも、米国における異常気象による大災害の発生は、昨年の記録的な猛暑と、この冬の異常な寒波と暴風雪を見れば十分予想されるところである。ある女性は米国大陸を覆う6つの巨大な渦巻き状の雲を見せられている。それは人間どもの悪しき目論見をたたきつぶす可能性を秘めているように思われる。

読者は高みの見物に徹し、この機に乗じて株で一儲けなどとは、ゆめゆめ考えないことである。その気になれば短期間のバブル化で2000万円や3000万円は直ぐに儲けられるだろうが、儲けた人はさらに欲を出して 3000万〜4000万円を損することになる。5000万円儲けた人は1億円の損出が待っている。もしも幸運にも儲けたままで終えられたら「魂」が「金」の虜となり、3次元世界からの脱出は不可能となること請け合いである。


 

 

 
 


今週に入り、新たな暴風雪に襲われている米国では、中西部
から東部にかけて、家屋の倒壊や交通事故など大きな被害が発生。
平年では+10度を上回る五大湖周辺エリアも、氷点下の日々が続いている。

 

 


 


 

 

 

 

 

 

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