予言されていたオーストラリアの大水害
記録的な洪水に見舞われているオーストラリア北東部。昨年暮れに災害の一報が入ってから既に1ヶ月あまりを経過しているというのに未だ被害は広がり続けている。政府が被災地救済のために特別税を課すという決定をす
るほど、その被害は甚大である。
そんな状況の中、その被災地クインズランド州を目指し、最高レベルのカテゴリー5にまでレベルアップした巨大サイクロン「ヤシ」が襲っている。中心部では風速80メートルに達するというから、日本では考えられない強さである。当然、大量の雨をもたらしているようなので、これまでの洪水と併せて被害は未曾有の規模に達することになりそうである。
先日まで訪問していたニュージーランドでは、この国最古の先住民ワイタハ族の長老と17日間に及ぶ旅を続けた。ニュージーランドの先住民といえばマオイ族が挙げられるが、彼らはわずか1000年の歴史しかない。一方、ワイタハ族は4000年を超す歴史をもっており、その先はエジプトからムー文明とつながる確かな歴史を持つ希有な民族である。
旅の様子は、いずれHP、講演会、著書などを通じてお伝えする予定だが、ここで一つだけお伝えしておくと、ワイタハ族の暦では、今年から、これまで続いた「ストーンクロック」(石の時代)から「ウォータークロック」(水の時代)に入ったという
ことである。1980年代後半あたりからすで移行は始まっていたが、今年の1月8日に完全な「ウォータークロック」の始まりを確認したと言うことである。
ワイタハ族に残された予言の中の一つに次のようなことが含まれている。
ウォータークロックの時代に入ると、女性性や調和が大事にされ、肉体と意識(ハート)のバランスが保たれる時代になるが、この時代が始まる前には、宇宙から氷の塊が落ちてきたり、地上の水が蒸発して大量の蒸気が出たり
などして、各地で洪水が発生することになる。・・・・・水による災害が多発するだけでなく、その他にもたくさんの苦しみが人類を襲う。
オーストラリアの洪水に話が及んだとき、ポロハウ長老は次のように言われた。
今、オーストラリアの東北部クインズランド一帯で発生している洪水は、ワイタハではすでに予言されていたことなのです。規模はさらに拡大するでしょう。
我々の仲間のうちには、これから先、世界的な規模に達する空と海からの増水に備えて、すでに高台に移り住む準備をしている人々もいます。
予言が伝えているように世界を見渡すと災害は洪水だけにとどまらない。中国広東州では大干ばつが発生し、北京では昨年の10月14日の降雨以来、既に102日間雨がまったく降らない状況が続いている。当然その周辺では水不足と小麦などの被害が広が
り始めている。
北京の供水源である密雲ダムの貯水量は既に3分の1まで減ってきていおり、小麦もこのままで行くと90%以上が枯れる被害が予想されている。
一方アメリカでは12月半ばから中西部、南部、さらに東部にかけての広い地域で、厳しい寒さと、強風、雪と氷に見舞われている。1ヶ月半に及ぶ寒波と大雪はその被害域と規模はますます
拡大してきており、史上空前と言う言葉では言い表せない状況に至っている。
今回の暴風を聖書の黙示録を意味するアポカリプスをもじって「スノーポカリプス」と呼んでいるのも、その威力のもの凄さを物語っている。世界は今そこまで来ているのだ。
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シカゴの大雪(ロイター)
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