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アーカンソー事件に似た他の怪死

 

 
 


メリーランド州では推定200万匹の魚が死んで打ち上げられた

 


先に米国アーカンソー州の鳥と魚の怪死事件について取り上げたが、どうやら米国1州だけの現象ではなく、年末年始には同じ種の事件が世界の各地で発生しているようである。ニュージーランドでは鯛が何百匹、ブラジルでは 150トンのイワシ、シログチ、ナマズなど、また、スウェーデン)では、コクマルガラス の死骸、さらには、イギリスでは数千匹のカニまでが打ち上げられている。

アーカンソーの町に5000羽のBlack birdの死骸が降り注いできた怪事件は、実際に落ちてくる姿を多くの人々が目撃しており、それは、さながらヒチコック監督の映画「鳥」を思わせる戦慄をおぼえる光景であったという。原因については、花火の爆発音で驚いた鳥が暗闇での視界の悪さも加えて立ち木や建物に衝突したものと、当局は発表しているようである。

しかし、被害に遭っている鳥の数が5000羽に達していることを考えると花火説では説明できない。それに、鳥にも立木や建物を避けて上空に非難するという本能がある点や、これまでの花火では何故それが起きなかったという点、さらには単一のBlack birdだけが何故被害に遭っているのかという点などを考えると、当局の説明には無理がある。因みに、ハゴロモガラスは夜行性ではないことを頭に入れておいて頂きたい。

新年を挟んでわずか数日の内に、下段に記したように、これだけ世界の各地で同じような鳥や魚の怪死が起きていることは何としても不思議である。勿論すべての怪死が同じ原因とは言えないが、花火やヒョウ、水質汚染などによる単純な事件でないことだけは確かである。

何よりも不思議なのは、空と海(河)の両方で起きていることである。それも良く報道を読んでみると、鳥にしろ魚にしろ、どうやらブラジルの事件を除くと、限られた種だけが被害に遭っているようである。被害のあった同じ空や水中に単一の種しかいないということはあり得ないように思われるのだが、いかがだろうか。

現に、関係当局は、魚の大量死は毎年観察されているが、今回の件は特定の種類だけに限っている事が非常に珍しい現象であると述べている。また、アーカンソー州の漁業狩猟委員会のKeith Stephens氏は「仮に原因が汚染だとすれば、Drum Fishだけに限らず全ての魚に影響があるはずだ」と語っている。

イギリスや米国メリーランド州などで海岸に打ち上げられた大量のカニや魚は、この時期には暖かい海へ移動するはずであったのに、それが出来なかったために海水の低下が原因ではないかとも考えられるが、それでは、なにゆえ暖かいエリアに回遊できなかったのだろうか? もしかすると、メキシコ湾の原油流出による海流の停滞が原因かもしれない。

被害にあった鳥や魚が特定の種に限定されているという点を考えると、「HAARP」や「CERN」、「ケムトレイル」等による影響も考えられないことではない。ニュージーランドの小型の鯛やスウエーデンのカラスには外部から急性の強い衝撃を受けた様子が見られる点もそれを裏づけているようだ。

いずれにしろ、インターネットでは様々な説が飛び交っているようであるが、真の要因はもっと深いところにあるのかもしれない。それもいずれ分かる時が来るはずだ。それにしても年初早々からこうした奇っ怪な事件が世界的な規模で発生していることを考えると、2011年が波乱の年になることは避けられないかもしれない。

下記に世界各地で発生している野鳥や魚類の怪死事件のニュースをまとめてみたので、参照して頂きたい。コメントは都築純氏に「THE WEEK」の記事を訳して頂いたものを参考に掲載させて頂いた。

 

.1/3 ルイジアナで500羽

1月3日、ルイジアナ州Labarraで、原因不明で空から落下した鳥の残骸が道路上400メーターに渡って散乱していた。ルイジアナ州野生動物局の獣医Jim LaCourは、過去30年間で同様の大量死は16件あり、これは世紀末を示唆するような特異な事例ではないと語っている。

 


12/30 ブラジルで、100トンの魚が岸に打ち上げられる

12月30日、ブラジルのニュースサイトParana-onlineによると、南米沿岸の町で100トンにも上る魚の死骸が打ち上げられているのが発見され、漁業関係者と生物学者たちが原因解明に頭を悩ませている。地域の市民保護関係者は化学汚染か環境のバランスが崩れた事などが原因ではないかと推定しており、ブラジル市民に魚の摂取を控えるように通告している。
 



1/4 ニュージーランドで絨毯のごとく広がる小型のタイ


1月4日にニュージーランドのリトル・ベイとワイカワウ・ベイの海岸を訪れた人たちは、眼球がくりぬかれたスナッパー(タイ)の死骸がまるで絨毯のように広がっている光景に度肝を抜かれた。
ニュージーランド政府関係局は、水質環境が悪化した事が原因と見て、打ち上げられた魚を食べるのは危険であると警告している。
 


 

メリーランド州で数百万の魚

先週、メリーランド州のChesapeake Bayで推定200万匹の魚が死んで打ち上げられ、これらの魚は本来であればこの時期には暖かい海へ移動するはずであり、海水の低下が原因ではないかと報じられている。メリーランド州の環境保全局が原因を解明しようと調査中。
 



1/5 イギリスで4万匹のカニ

1月5日、イギリスのケントで数千匹のカニが岸に打ち上げられているのが発見された。 専門家によると、100年に一度という今年の寒波は人間だけではなく他の生物にも影響を与えている現れであるとしている。
 

 


1/3 ルイジアナで500羽

1月3日、ルイジアナ州Labarraで、原因不明で空から落下した鳥の残骸が道路上400メーターに渡って散乱していた。ルイジアナ州野生動物局の獣医Jim LaCourは、過去30年間で同様の大量死は16件あり、これは世紀末を示唆するような特異な事例ではないと語っている。


 

 

1/5 スウェーデンのカラス

1月5日、スウェーデンの南部にあるファルケーピング(Falkoeping)町では、およそ50羽のカラスの死骸が住宅地の道路に散乱しているのが発見された。BBS(国立獣医学研究所)はうち5羽を解剖し死因を詳しく調べているが、同研究所は、急性の外部からの強い衝撃を受け、内出血を起こして死亡したとみている。

町の周辺で鳥を驚かすような花火や雷があったという事は報告されていないので、獣医関係者は鳥の死骸から毒性の有無や疾病の可能性を調査中であるが、伝染病や他の病気を死因と考える材料はなさそうだという。
 




1/2 チリでも大量死

チリでも1月3日に地震の発生した Bio Bio海岸の北西部で、1月2日に1500羽の鳥が大量死 しているのが発見され話題になっている。


 

 

 

 

 

 

 

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