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地殻変動による巨大な地割れ

 

 

 
 


ボリビア・クピニ2世市の惨状

 

 

2月の25日の午後から降り出した雨が12時間ほど降り続いたボリビアの首都ラパスの近郊山間部「クピニ2世」(Kupini II)と呼ばれる都市で、26日早朝から地割れと陥落が始まり出した。その後、地割れのエリアはしだいに拡大し今もなお続いており、被害が広がっている。

陥没があった場所はチュジュンカニ川とパパニ川の間で、被害はクピニ2世市全体に及んでおり、市の緊急非常事態対応の責任者のハイメ・カマルゴ氏は「市の全部の家が陥没してしまった。長さにして大体500メートル。上の方から下部にかけて地震の振動で地面が沈み、次々と家が陥没していった」と話している。

最新の報道では被災者は6000人、被災住宅数は1500棟に達しているが、ただ、幸いなことに、地盤沈下や地滑りが一気に発生しなかったために、避難する時間があったようで、死者や行方不明者は少ないようである。

前自治会長のルイス・キスペ氏は「この地域全体が陥没している。なにもかも失われるだろう。地面は少しずつ家を飲み込んでいく。金額にして10万ドルが失われるだろう」と、地域全体が時間をかけて没落している状況を語っている。

マックス・フェルナンデス通りに住むグロリア・プリミ(33歳)は懸命に陥没していく家から家財道具を運び出しながら、「信じられない。昨日はなんともなかったのに。家が少しずつ割けて落ちていくなんて。どうしよう、 どこに住めばいいの? 子供たちはどうなるの?」と途方に暮れている。

原因は当初、大雨のためといわれていたがどうもお門違いであったようで、アメリカのCNNの報道では、地震説に変わってきている。しかし、ボリビアの国営通信社は、住民が地震を感じていないところから、地震とは別の要因によって引き起こされた80〜100ヘクタール(80万〜100万平方メートル)に及ぶ「断層変動説」を流している。

現に、危機管理のウラディミール・トロ局長は、「地盤の動きが大規模だったため、振動が発生して住宅とマックス・フェルナンデス通りに亀裂が入ったのです」と、地震によって家が崩壊したのではなく、地割れが進んだために振動が発生した経緯を語っている。

そこで思い出されるのが、昨年12月に始まった原因不明の地割れと地滑りによって、南米コロンビアのグラマロテという町が崩壊し、壊滅状態になった事件である。このグラマロテ市の崩壊も最初は大雨によるものだといわれていたが、後日大雨とは関係ないことが明らかとなっている。

下に掲載したボリビア・クピニ2世市とコロンビアのグラマロテ市の地割れの様子をみると、あまりによく似た状況に驚かされる。両市の災害を併せて考えると、 大雨だけでなく、南米プレートに何か異変が起きている可能性も考えざるを得なくなってくるようである。

ブログ 「In Deep」及び「スペイン語で読む世界の出来事」に掲載の記事、及び写真を参考にさせて頂きました。
 

   

                   ボリビア・クピニ2世市の地割れ
   
   


   
                                   コロンビア・グラマロテの地割れ


          

                  クピニ2世市の巨大な地割れ
   

 

 

   
                          クピニ2世市の被災地で木製の家具を燃やす被災者
 



 
 


避難場所カジャパです(Callapa)まで地割れが広がっている

 

 

 

 

 

 


 

 


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