長期化するミシシッピ川の氾濫
連日の原稿書きで、このところテレビも新聞もほとんど見ることがない状況が続いている。次の新刊本でニュージーランドのワイタハ族のポロハウ長老のお兄さんが語った未来予言の中に、「ストーン・クロック」(石の時代)から「ウォーター・クロック」(水の時代)に入った2011年前後からアメリカ南部に大規模水害が発生し、やがては、国土の多くが水面下に沈む予言が出てくる。
ちょうどその箇所の原稿をチェックしていた時、ふと見たBSテレビでアメリカ南部のルイジアナ州の洪水被害が報じられており、その共時性に驚くところとなった。詳細は新作本に書いておいたが、予言によれば、現在の状況はまだまだ序幕に過ぎないようである。
ついでに、インターネットをチェックしてみたところ、アイスランドの噴火や中国の干ばつによる長江の水位低下のニュースが目にとまったので、読者は既にご承知のことと思うが掲載することにした。
連日、東日本大災害に目が奪われる状況が続いているが、世界はいよいよ自然災害の猛威に晒される状況が深刻化し始めて来ているようである。最近のこうしたニュースには必ずと言っていいほど、「史上最悪」とか、「50年、100年ぶり」といった言葉が出てくる。それだけ、災害の規模が尋常でなくなって来ているということである。
中国の電力不足は、原発事故による我が国の電力不足を上回る物となる可能性すら出てきているようである。もはやどの国もよその国のことなど心配しておれない状況になりつつあるのが実感される。大変な世の中になってきたものだ。
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ルイジアナ州の被害
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アメリカを襲った史上最悪といわれている竜巻の余波で、ミシシッピ川の沿岸地域で洪水が発生。米当局によると、
ミシシッピ川洪水は1ヵ月以上続く可能性が高いという。今回の洪水もまた、この地域では米国建国以来最悪のものになってきているようだ。
アイスランドでまた火山噴火、欧州の空路混乱
アイスランドでは昨年4月、南部のエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山が噴火し、噴煙が欧州各地に及んで25か国で空港が閉鎖されたことは、記憶に新しいところだ。
今度は、21日、アイスランド南東部のバトナヨークトル氷河にあるグリムスボトン火山が噴火し、噴煙が上空20キロまで達している。その結果、航空管制当局は22日、同国主要空港のケプラビーク国際空港を閉鎖。噴火は数日間は続くとみられており、欧州の空の足が混乱する恐れも出てきている。問題は、カトラ火山の噴火がいつ発生するかである。
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21日夜、グリムスヴオトン(Grimsvoetn)火山が噴火した(STR/AFP/Getty Images)
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長江の水位の史上最低を記録
米タイム誌によると、5ヶ月にわたる中国中部の記録的な干ばつにより、長江の水位が低下し、上海など中国中部地域が現在、深刻なエネルギー不足に陥っている。夏場の需要ピーク時に電力不足がさらに深刻化する懸念が高まってきている。
一方、新華社によると、降水不足で湖北省内のダム約1400ヶ所が運行不能となり、農業用水や飲料水不足も深刻化している。長江中流域の水位の低下は観測史上最低を記録し、三峡ダムの放水量を緊急に増量して対応せざるを得ない状況に置かれているようである。
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長江下流域の干ばつ
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