手遅れにならない内に
今この原稿を計画停電中に携帯のノートパソコンを使って書いている(16日夜)。現在、新しい本の原稿書きをしている最中であるが、夜6:30から始まった停電はある意味では最悪の時間帯である。昼のうちなら停電でも作業を続けることが出来るが、夜の停電は作業がまったく止まってしまう。それも10時過ぎの停電なら早めに休んで早朝から作業を始める方法もあるが、この時間ではそれもできにくい。
しかし、こんなことで愚痴っていては桁違いの苦しみ、悲しみ、不安に陥っておられる被災者の皆さんに、申し訳が立たない。電気がついたら寝ないで頑張ればすむことだ。
ところで、被災地の窮状を聞いていると、ガソリンや灯油、それに医薬品不足を訴える声が多いようだ。飲み食いが出来たとしても、この寒さの中で暖が取れなかったら地獄であ
ろう。それにガソリンがなかったら、勤めに出るにしろ、病院通いをするにしろ動きが取れない。
岩手県知事の話をお聞きすると、岩手港は使用出来る状態になっており、高速道路も使えるそうだから、なぜもっと利用しないのだろうか? 今日
(16日)は釜石港に物資を積んだ船が入ったというのに荷揚げが出来なかったそうだ。理由は、荷を運搬する車の手配が出来ていなかったからだという。お役所同士の連絡ミスが原因のようだが、手違いにしてはあまりにもお粗末である。
さらに、医薬品の不足は患者にとって死活問題だ。厚生省が担当だと思うが、何をしているのだろうか。役人がだめなら、製薬会社が何とか自身の力で手配したらどうだ。病院でさんざん医薬品を使わせぼろ儲けして
きたというのに、こんな時何も協力しないようなら、単なる金儲け会社に過ぎないではないか。
医者も製薬会社も人の命を預かる大事な職業だと自慢しているが、それだったらこのような時にこそ、その使命を全うすべきではないか。施薬会社
が集まって、求められている薬を用意し、さっさと運び込んだらどうだ。報道陣の方が避難所や緊急病院の取材をしているのだから、車が入れないことはないはずだ。
車が無理な場所には、民間のヘリコプターでも使って届けたらどうか。
大手製薬会社の社長さん、ベンツに乗っているだけが能じゃない事に早く気づいてはいかがか。副作用を40年間も隠し通していた会社は最高の罪滅ぼしのチャンスだと思うが、
いかがだろうか。
それに医師会は一体何をしているのだろうか。献金で政治家に圧力をかけ、都合のよい医療制度を作るだけが彼らの役目ではないはずだ。同じ仲間が現場で医師と医薬品を求めているのだ。全国の医師や医師会には緊急に取り組んで頂きたい。
現場を訪れている報道陣の車両にも、医薬品や水を出来るだけ積んで届けて欲しい。現場の苦しみの声を取材するだけなら、脳がなさ過ぎる。それに、政府は三沢や沖縄に駐留している米軍のヘリを10機や20機支援に回してもらったらどうか。それが出来ないようなら沖縄の皆さんが犠牲になっている普天間基地など無用な長物だ。
職業柄とは言え、現場におもむき身の危険を顧みず救助活動・支援活動に従事している皆さん。自衛隊員、海上保安庁職員、消防署員、警察官 海外からの救助隊員 ・・・・・ 毎夜の祈りの中で、彼らが無事職務を全うされることを祈らずにはおられない。彼らはものすごい徳積みをしていることは間違いない。頑張って頂きたい。
今日(16日)のニュースを見ていて驚いたのは、日本の株が500円近く上がったことだ。地震発生以来1300円近く下がったのだから、反発があってもおかしくはない。しかし、こんな時、まだ株を買って儲けようと考えている人がいることが信じられない。会社の仕事でやるならまだ判るが、個人投資家が結構買いに入っているというから、驚きである。
語れば色々あるが、もうよそう。しばらくは大変だが絶対に旨くいく。国常立尊(クニトコタチノミコト)や天照大神
(アマテラスオオミカミ)たちをはじめとする龍神様に守られた神国・日本ではないか! 私はそれを信じている。そのために今私は龍神の存在と日本人の役割をまとめた本を書かされているのだ、と思って頑張っている。
東北から沈んだ太陽は東北から昇るはずだ。日本から沈んだ太陽は日出ずる国からまっ先に昇ることになる。あとは我々のこれまでの生き方を反省し、国民が心を一つにすることだ。
バッテリーが切れそうなので、この辺で終わりにする。