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愚かにも、玄海原発再開へ

 


 
 


玄界灘に面した海岸線の原発を眺めれば、福島原発以上に怖いのが分かる。

 

 

玄界灘に面した佐賀県の玄海原発の再稼働に対して、海江田経済産業相と会談した佐賀県の古川知事は29日午後の記者会見で、県議会の承認さえあれば、再稼働を容認する考えを示した。

古川知事の容認の条件としているのが、以下の3点である。

@ 安全性の確保 A県議会の承認 B地元の意向

@につては、海江田経済産業相の「危ないところは政治が止める、安全なところは政治が動かす」という言葉を信じて、玄海原発については安全と見なすと述べている。 危険な浜岡原発は止めるが、止めない玄海原発は安全だというわけである。まさに「御上(おかみ)」の言われる言葉は「正」なりである。

Bの地元の意向については、岸本英雄町長が再稼働容認の姿勢を示しているので、あとは、Aの県議会の承認だけということになる。しかし、 真っ先に反対しなければならないはずの地元の町長の頭の中にあるのは、町の財源収入や地元町民の雇用の問題だけでしかなさそうである。

まさに、「今さえよければ」、「金さえ入れば」、「自分さえよければ」の典型的な「3さえ」主義の見本のようなものである。

浜岡原発の危険性については、すでにHPで何度も述べてきた通りであるが、週間現代の7月2日号で井野博満東大名誉教授が警告している記事を読むと、玄海原発もそれに勝るとも劣ら ぬほど危険のようである。その一部を引用させて頂いたので、しっかり読んで欲しい。


75年に稼働した玄海原発1号機は、いまや日本一危険な原子炉であるといっても差し支えありません。なぜなら、地震や故障など、何らかの原因で通常の冷却機能が停止し、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動して原子炉圧力容器が急冷されると、その際に容器そのものが破壊されてしまう危険性があるからです。

 玄海原発1号機のような加圧水型軽水炉(PWR)は通常、圧力容器内が150気圧、300度以上の高圧・高温で運転されています。もし、この150気圧の圧力容器が壊れ、爆発したらどうなるか。容器内の放射性物質はすべて噴出し、空高く舞い上がり、広大なエリアに降り注ぐことになります。福島第一どころか、チェルノブイリ以上の大惨事になるのは間違いありません。

 では、なぜそれほど玄海原発1号機が危険なのかを説明していきましょう。

 原発の老朽化をはかるうえで重要な指標に、圧力容器の「中性子照射脆化(もろくなること」というものがあります。原子炉内で核分裂が起きると、炉内に発生した中性子が飛んで、圧力容器の内壁にぶつかり、金属にダメージを与えることになります。年月がたつにつれて、これが圧力容器を脆(もろ)くしてしまう。それが中性子照射脆化と呼ばれる現象です。

 一般に原子炉というと、非常に頑丈で、何か特別な材料でできているように思われがちですが、実はまったくそんなことはありません。圧力容器は鉄にニッケルやモリブデンなどを多少加えた鋼でつくられていて、配管にいたってはステンレス製で、これは家庭用の流し台の素材と同じです。

 原子炉というのはそういうごくありきたりの金属でできています。したがって、他の一般的な機械と同様、経年によってガタもくれば、老朽化もする。しかも、その老朽化において原発特有の原因があり、それが中性子照射というわけです。

 では、その脆化=劣化とはどういうものなのでしょうか。簡単に言えば、中性子線によって金属の柔軟性・弾力性が失われて"硬く"なり、壊れやすくなる、ということです。

 人体にたとえれば、動脈硬化によって血管が破れやすくなるのをイメージしてください。金属の場合、劣化が進むと、「ある温度」(脆性遷移温度と言います)より低くなると、まるで陶磁器が割れるように、小さな力であっさりと割れてしまうようになります。この現象が、玄海原発1号機のような老朽化原子炉では進んでいるのです。

 通常、鋼の脆性遷移温度はマイナス20度くらいです。しかし、中性子線を浴びることによってこの温度がだんだんと上昇していきます。

この温度が高いほど、原子炉は危険になります。なぜなら、地震等で緊急炉心冷却装置が作動し、圧力容器を冷やさねはならなくなった場合、この「冷やす」という必要不可欠な操作自体が、危険を招くことになるからです。

 玄海原発1号機の場合、この温度が、なんと「98度」になっているのです。

 ガラスのコップに熱湯を注ぐと、割れてしまいますよね。これはコップの内側と外側の温度差によって生じる力に、ガラスが耐えられなくなるからです。

 原子炉の場合は、これと逆になります。高温の原子炉の中に、緊急冷却のために水を入れる。すると、それによって圧力容器が破壊されてしまう。「脆性遷移温度」が高いということは、その際、より早い段階で容器が壊れる危険性が出てくる、割れやすい、ということになります

 ちなみに九州電力が公表している玄海原発1号機の脆性遷移温度は、76年が35度、80年が37度、93年が56度でした。ところが最新の09年の調査で、それが一気に98度へと跳ね上がりました。

 なぜこれほど急激に上昇したのか原因は不明です。ただ、圧力容器の鋼材に銅などの不純物が混ざっていると、老朽化が早く進み、この温度が高くなることがわかっています。以前は関西電力の美浜原発1号機の脆性遷移温度が最も高かった(81度)のですが、ここの圧力容器には銅成分が少なからず含まれています。

 玄海原発の場合、単純には説明のつかないところがありますが、どうも鋼材そのものが均一な材質ではない、という仮説が成り立ちそうです。つまり、圧力容器自体が一種の不良品だった可能性も捨て切れません。」

「もしも玄海原発1号機が爆発を起こした場合、周辺にどれほどの被害を及ぼすのか。元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二氏は、こう語る。

 原子炉の脆性破壊は、いまだかつて世界が経験したことがない、巨大な事故になります。福島第一の事故は深刻ですが、それでも放射性物質の 9割は圧力容器内に残っていると思われます。

しかし、脆性破壊で爆発が起きれば、圧力容器は空になり、ほぼすべての放射性物質が放出されてしまいます。被害は玄海原発がある九州だけでなく、東は大阪にまで及ぶでしょう。大阪は現在の福島県の一部のように、避難区域になって住めなくなります。

しかも、事故の進展が早いので、退避することも難しい。さらに、被害は中国など近隣のアジア諸国はもちろん、欧米にまで及ぶことになるでしょう

 

原発再開を阻止しよう

井野教授の言わんとするところを簡単にまとめると、原子炉(原子炉容器)は常に炉心から放出される中性子が炉壁に当たって いるため、圧力容器がどんどん脆(もろ)くなっている。そのため、「玄海原発1号機の原子炉は 常時300度の高温にさらされている陶器のようなもので、温度が低くなると簡単にひび割れして破断して しまう可能性が高く、もし現実になれば、炉心の燃料棒が吹っ飛ぶような大爆発を引き起こ しかねない」ということである。

詳しいことは分からないが、先の福島原発と違って炉の温度が下がると、破損の危険性が高いと言うことのようである。井野教授の言を信じるなら、玄海原発の爆発で、北九州どころか西日本は終わり のようである。

こんな危険が専門家によって警告されているにもかかわらず、玄海原発1号機は現に稼働しており、休止中の 2、3号機も再稼働しようというのだから、開いた口が塞がらない。これほどのリスクを冒して まで、電力の確保のために原発を動かすなんて、正気の沙汰ではない。

先の福島原発事故を受けて、ドイツやイタリア、スイスが原発全廃に向けて動き出している。それなのに、当事国の日本が休止中の原子炉を十分な調査もせぬまま、再稼働を始めようとしているのだからあきれかえってしまう周辺の佐賀、福岡の住民は、なぜ声を大にして反対の意思表示をしないのか!

メールでも手紙でもいいから、玄海町長と佐賀県知事に抗議の声を伝えるべきである。それをしないで容認しているようなら、事故が起きても九州電力をののしったり、国に文句を言うのをやめてもらいたい。 3月11日以降は、「知らなかったです」は通用しないのだ。何十万通のメールや手紙の山を見たら、 目先の小事に目がくらんだ愚かな町長も知事も考え直すはずである。

昨日のテレビを見ると、原発再開に踏み切れずにいる福井県や北海道の知事も、玄海原発が再開となれば、程なくしてGOサインを出 しそうな雰囲気である。今は一番の火付け役を避けているだけである。NHKが行ったアンケート(下記図参照)を 見ればそれがよく分かる。再開反対に強い意思表示をしているのは、わずか12%に過ぎないのだから。

今、我々に出来ることは、佐賀県の「GOサイン」が出される前に行動を起こすことである。佐賀県庁と玄海町の住所を下記しておいたので、今日にでもハガキを投函しようではないか。 福井県の住民も、札幌の住民も我が身、我が子、我が孫が可愛かったらすぐに行動することである。50円のハガキ代で可愛い息子と孫が救われるのだから。

私も、「 貴方が考えているように玄海原発は安全ではない! 時間をかけてしっかり調べて欲しい。住民の命を守るのが行政の最大の務めではないか。もしも、金や地位に目がくらんで、 早急にGOサインを出すようなら、あなたは「地獄 への導き役」として汚名を残すことになるだろう」と書いて出すことにした。本人は地獄ならぬ、恐竜の棲む木星行きになる こと請け合いである。(笑い)    我々は、先ずは行動に移すことである!!

 

 
     

佐賀県県庁 : 〒 840-0041 佐賀県佐賀市城内一丁目1番59号   古川康知事

玄海町   : 〒 847-1421 佐賀県東松浦郡玄海町大字諸浦348 岸本英雄町長
 

 

 
     

 

 

 

 

 

 

 

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