スペイン 意表をつく直下型地震
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12日、倒壊したロルカ・スツレナLorca
Sutullena 駅で
(Jasper Juinen/Getty Images)
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イタリアでは、この5月11日にローマで地震が起きるのでは、という噂が出ているというニュースを「活動期に入った太陽の影響」で掲載したが、同じ日に、イタリアならぬスペインでM4.5とM5.1の直下型の地震が発生し、かなりの被害が出ているようである。
地震国日本やイタリアと違って、ほとんど地震が起きたことのないスペインで起きた直下型の地震、それも震源の深さがわずか1キロだというから、マグニチュードの数字が示すものより、被害だけでなく、現地の人の驚きも大きかったのではないかと、案じられる。
これとは別に、5月10日、ニュージーランド北部のローヤリティー諸島でM7・1の地震が発生しており、いよいよ地震が世界的な広がりを見せてきているようである。
スペイン地震の死傷者約300人に、過去30年で最悪の被害
スペインロルカ(CNN) スペイン南東部を襲った地震で12日までに9人の死亡が確認された。負傷者は300人近くに上り、同国の震災としては過去30年で最悪の規模となっている。同国EFE通信が伝えた。
地震は11日午後6時47分ごろ発生した。米地質調査所によると、マグニチュードは5.1、震源はムルシア自治州の州都ムルシアから約50キロ南西の地中海沿岸付近だった。
特に同自治州のロルカでは、住宅の80%が損壊するなど大きな被害が出ている。
頭部を負傷した41歳の女性が搬送先の病院で死亡し、死者は9人となった。負傷者のうち3歳の男の子と73歳、36歳の女性の3人は重体だという。
地震発生直後の現地からの映像によると、ロルカでは古い教会が倒壊し、車の上にがれきが落下。建物は窓が割れ、通りにはがれきが散乱している。病院は安全のため、患者などを避難させていた。
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赤十字の毛布に包まれて路上で眠る親子
(Jasper Juinen/Getty Images)
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