�･船長の自宅軟禁の意味するところ

昨年の９月、尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船と中国の漁船が衝突事件を起こした事件をよもや忘れた方はいまい。

船長は１８日間の勾留を経て、那覇地裁から不起訴処分を受けて中国へ送還された。福建省福州空港と地元に到着した際、政府幹部と住民らの熱烈歓迎を受け、英雄扱いされていた様子がテレビで放映され、歯がゆい思いをしたことが記憶に新しい。

今もなお英雄視が続き、さぞかし恵まれた環境にいるものと思っていたところ、どうやら状況はまったく違っていたようである。大紀元日本社は５月２６日付のニュースで、８カ月が経った今はその栄光のかけらもなく、�･船長は自宅にこもってままで、行動が制限され、悶々とした日々を送っていることを伝えている。

船長と監視の目をくぐって接触した香港明報によると、�･船長は帰国後、当局の「全方位の保護下」に置かれ、実質上の軟禁状態となっているという。漁に出ることはもちろん、居住地から離れることも許されず、来客との面会もままならない状態にあるようだ。

なぜ、そのような状況に置かれているのだろうか？　私はＨＰや講演会等で、衝突事件には中国政府がからんでおり、事件そのものが民間人を使った中国政府の計画的 犯行であることを述べてきたが、まさにその通りであったからである。

船長はその愛国心を政府に利用されただけのことである。彼が共産党員以上に中国共産党の信者であることは、軟禁が続き生活さえままならない状況下にある今でもなお、「政府を信じている」と香港明報記者に語っていることを考えれば明らかだ。

事件の裏は、大紀元日本の次の記事を読めばよく分かる。

【大紀元日本5月26日】

・・・・・・香港の政治評論家・劉鋭紹氏は、日本を含む外国メディアとの接触を防ぐため、中国当局は今後も�･船長への監視を続けるだろうとコメントした。

一部では、衝突事件はそもそも中国政府が日本政府の反応を試すための自作自演であり、�･船長の口を封じるために、政府は軟禁措置を講じているとの憶測も出ている。

米VOAと香港明報は福建省政府の各部門に�･船長の現状について問い合わせを試みたが、コメントを得られなかったという。「衝突事件が完全に注目されなくなるまで、この状態は続くだろう」と専門家は見ている。
　

こうしたことを諸外国は虎視眈々と計画し、実行してきているのである。事件に対する日本政府の弱腰を見抜いたロシア政府がその後に、歯舞、色丹島にとった行動を見ればそれがよく分かるはずだ。それは、何も中国やロシアだけのことではない。アメリカでもフランスでも皆同じ事である。

「日月神示」が、諸外国の魔手によって我が国が亡き者にされる時が来ることを伝えているのは、それゆえである。ムー・レムリア文明の流れをくむ龍蛇族直系の日本は、アトランティス文明の再生者たちが国を牛耳っている国々にとって、目の上のたんこぶなのである。

世界が日月神示や大本神諭の伝える方向に動き出した今こそ、我々は日本という国がいかなる歴史と血統をもった国であるかを自覚し、神国日本を守るために立ち上がらねばならない時なのである。龍蛇族系宇宙人が今動き始めているのも、それを支援するために他ならないのだ。

私が先に『龍蛇族直系の日本人よ！』出版したのも、また新たに『世界に散った龍蛇族よ！』を書き上げているのも、皆そうした動きの中の一環ではないかと思っている。原稿書きももう数日のところまで来たので、発売時期については間もなく報告できるものと思っている。新刊発売の前に、是非、『龍蛇族直系の日本人よ！』を読んでおいて頂きたい。