限界点が近づく、その時富士は!!
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ご来光を目当ての5000人を超す登山客で大渋滞となった9合目付近の登山道
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世界遺産登録後増え続けている富士山登山客。 このところお盆休みも重なり、ご来光を目当てに山頂を目指す登山客で8〜9合目付近の登山道は、未明から大混雑が続いている。 日の出は午前4時50分頃、彼らは7合目や8合目にある山小屋に宿泊して未明から山頂を目指す。
そんな日々が続く中、数日前、午前3時には9合目以上の登山道が人で埋まり動けない状態となった。 添付の写真を見てもらえれば、その混雑の様子が分かるだろう。 登山道を管理する安全誘導員7人が登山道を2列にして、右側を速く登る人用にと呼びかけたが、渋滞は解消しなかった。
渋滞にしびれを切らした外国人登山客3人が登山道を外れ、制止を振り切って斜面を登りだした。 その無謀な行為は大人の頭大の落石を誘発し、下で並ぶ登山客が騒然とする状況をもたらした。 幸い怪我人は出ずに済んだようだが、危ないところであったという。
安全誘導員は「増える外国人登山客の中には指示に従わない者がおり、危険な状態が続いている」と語っている。 誘導員の言うところの、指示に従わない外国登山客が何処の国の人間か、読者にも見当はつくことだろう。 糞尿はし放題、ゴミは捨て放題、大声でしゃべり放題 ・・・・・ マナーの悪さ世界一、そんな民族は世界広しと言えどもそういるものではない。
聖なる山・富士山はこうして、今もなお日々汚され続けている。 彼らを閉め出す手立ては一つしかない。 高い入山料を取ることだ。 昨年から徴収し始めた入山料の1000円、強制的でないため自主的に支払う人の割合は次第に減ってきており、7月1日〜8月4日間に、山梨県側の富士吉田登山道からの登山客の内、支払いに協力した人の数は40%台前半まで落ち込んでいる。
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強制支払いと料金のアップが求められる入山料
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例の外国登山客がその中の大半を占めていることは言うまでもないことだ。 彼らは大金を使って「爆買い」はするが、1000円の入山料は惜しくて払わないのだ。 だったら入山料支払いを強制的にして金額も上げ、外国人登山客からは5000円を越す料金を徴収したら良い。 それが高いというなら登らねばよいだけである。
かっては富士山は人の登る山ではなかった。 人々は富士は龍神様が守られる聖なる山であることを知っていたからである。 そんな山に人々が登るようになったきっかけは、江戸時代に始まった富士講信仰の始まりであった。 しかし彼らの登山は命がけであった。 聖地を汚して龍神様のお怒りに触れぬよう、信者は富士宮市にある「涌玉池」で身を清め、白装束に身を包み、「浅間大社」と「村山浅間神社」にお参りしてから、山頂を目指した。
それが今では、神々が棲まれる山という考えなど微塵(みじん)も持たない輩が、ワイワイがやがやと短パン姿で登頂しているのだからたまったものではない。 山頂を目指す登山道周辺には巨大な岩が積み重なった場所が何ヶ所もある。 そこで岩が崩れ落ちないように見守っておられるのは、神界系の天狗さんやカラス天狗さんたちである。 一方、龍神様は山頂で噴火を押さえるために、大変なご尽力をされておられる。
ものには全て限界というものがある。 聖なる山・富士山が持つ最大の使命は、定められた時期に、世界的な噴火活動開始の狼煙(のろし)となる噴火を起こすことである。 そして、その使命を果たす時はいま刻一刻と迫ってきている。 木曽の御嶽山も神の山の一つであるが、富士山が活動を始めた際の犠牲者の数は、先の御嶽山の噴火時の比ではない。
もはや富士山に観光気分で登る時ではない、富士山に憧れるなら麓からそのお姿を仰ぎ見たらよい。 高いところが好きならスカイツリーにでも昇って眺めたらいかがか。
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かっては登頂前に身を清めた「涌玉池」
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